【医学生必見】医局とは?|先輩医師に教えてもらった現実

医学生

医局ってなんなのかわかりにくいですよね?

1~3年生のときは医局について、ほんとに何も知りませんでした。

CBTが終わってから実習が始まり、実習、病院見学、飲み会で医局について聞きまくりました。医局は、将来働く場所を決めるうえで、とても大切だということがよくわかりました。まだ医局についてよくわからない人は読んでみてください。

医局ってなんなんだろう?

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医局ってなんなの?

医局とは、簡単にいうと、各大学の各科のことです。

例えば、「〇〇大学小児科」が1つの医局と考えていいと思います。大学によっては「内科Ⅰ」「内科Ⅱ」や「外科Ⅰ」「外科Ⅱ」などと、分離しているかもしれません。

これは、「内科Ⅱ」の中に、内分泌、膠原病、腎臓などが同じ医局に属しているということです。昔、循環器内科、呼吸器内科、内分泌、膠原病、腎臓など、が同じ医局だった場合にわかりやすくする、などの目的で分かれていっているみたいです。内科と書かれているより、循環器内科と書かれたほうがわかりやすいですよね。

内科Ⅰや内科Ⅱなど、わかりにくいところは、今後、もう少しわかれるかもと、実習中に先輩医師が言っていました。

医局を選ぶタイミングは?

医局を選ぶのは、研修医2年目の後半と聞いています。そのタイミングで、将来どこで働くのか決めるみたいですね。

研修医でいろいろな科を回ると、もともとやりたいなと思っていた科とは違う科に行きたくなることもあると、何人かの医師に聞きました。

病院見学にいったとき、研修医1年目の医師はまだ、どの科にいくかも迷っていました。どの科に行きたいか、どこで働きたいかは学生のうちは、軽く考えておくくらいでいいのかな、と思っています。

医局って変えることができるの?

医局を選ぶことが身長になる理由として、なかなか変えることが難しいことがあると思います。

医局とは部活のようなものだよ、と外科医9年目の医師に教えていただきました。

あなたが部活のサッカーでレギュラーで試合に出ている選手だとしましょう。すると、あなたが部活をやめると、あなたの担当のポジションが空いてしまいます。レギュラーがいなくなると、全体の戦力がさがりますよね。結果として、部活をやめるというのは、誰かに迷惑をかけてしまう部分はどうしても出てきます。

医局も同じように、あなたが活躍していたのに、やめると、その仕事を医局内の誰かが代わりにやらなければならなくなります。だから、辞めにくいのです。

さらに、現在は専門医制度というものがあります。専門医になるためには、基準を満たす症例数だったり、試験の対策をしなければいけないみたいです。その専門医の教育をしてくれるのも医局のようです。外科医などは、大学によって、手術の手法が異なるそうです。医局を変えることが難しいのには、これらの複数のことが絡んでいるようです。

医局に属さなくても大丈夫なの?

医局に属さない医師もいるようです。それが可能なのは、特定の病院で専門医を取るための教育のプログラムがあるからです。「亀田総合病院」や「手稲恵仁会病院」などは、病院で専門医試験を合格するためのプログラムがあることで有名です。

医局に属さないと、自由だし、いいことが多いようです。しかし、その反面、国内、海外への留学や大学院に行きたいとなったとき、不利な部分もあるみたいです。医局に属していれば、つてができますが、フリーになるとつてを作ることは難しいみたいです。その結果、留学や研究をしたい、となったとき、自分で連絡をとるなど苦労すると聞きました。

まとめ【医者もサラリーマンみたいなもの!?】

研修医でも、完璧に医局を理解することは難しいみたいです。したがって、学生である僕たちはここに書いてあるような最低限必要な知識だけでも理解していれば、いいと思います。

医局に属せば、教授や、先輩医師と簡単につながることができるというメリットがあります。しかし、上から命令されたら、地方にとばされる、医局の制度には従わなければいけないなどの制限もあります。結局、上からの命令には逆らえないサラリーマンみたいなものですね。

医学生の間も、試験勉強や実習が大変ですが、医者になってからも大変そうです(;・∀・)

医局のことを意識しながらも、試験や実習を乗り切りましょう!