僕は医学部に合格するまで3年間浪人してしまいました。
合格するまでほんとに辛く、大変な道のりでした。でも、合格したときは、その苦労ぶん本当に嬉しかったです。
本記事では、合格するまでにどのような道のりを歩んできたのかを紹介しています。
浪人してしまったけど医学部合格できるかな?
3年間浪人してどれくらい点数が伸びるものなのか
これに関しては、各個人の能力によっても違うっていうのはもちろんあります。ここでは僕自身の体験を目安にします。
現役時代
部活をやってたいました。しかし、課題は3年間さぼらずに提出し、3年生の部活引退後は土日は10時間以上勉強していました。睡眠時間も削って勉強しました。しかし、結果はセンター63%、全国平均くらいでした。
国立医学部を記念受験しました。もちろん不合格でした。
1浪時代
駿台予備校に入学しました。授業は無遅刻、無欠席でした。
しかし、親元を離れての寮での暮らしということもあり、19時くらいには勉強をやめて寮に帰宅して携帯をいじったりアニメを見たりしてた日もありました。土日も7~8時間しか勉強しない日もありました。洗濯や休みの日の自炊を通して親のありがたさは学ぶことができました。
センターは73%でした。
勉強量が足りなかったこともあり、私立の医学部も一次試験すら通らずに1浪目が終了しました。
2浪時代
地元の予備校に通いました。(この予備校は河合塾からテキストを買って河合のテキストを使用していました。でも、講師は河合の講師ではありませんでした。)
地元だったので、親からの心理面でのサポートなどが大きく勉強に集中できました。毎日予備校が開く前に予備校の入り口で単語帳を読みながら待機し、予備校が閉まる時間に帰宅していました。
後期には予備校の特待生のポジションを取ることができました。長期休暇の授業が無料になったり、個人添削をしてもらったりと優遇していただきました。
センターは83%で地方国立を受けました。しかし、1800点満点の計算で50点合格最低点に届かず不合格でした。
3浪時代
地元の東進に通いました。受講した通年科目は地理のみでした。
1教科しか授業をとっていなかったので、毎日ひたすら自習の日々でした。2,3浪目での勉強量は同じくらいで、1日10~12時間でした。1年間で模試を40回以上受け、旧帝大の記述模試で全国1位を取ったこともありました。
センター本番は88%で後期に面接だけで合格できる大学はありませんでした。したがって、前期は安全に地方に出願しようと思っていました。
しかし、親が後悔しないようにと旧帝大学を受けることを許可してくれました。
本番は緊張していて、メンタル的にも得点的にも全く余裕ではありませんでした。
1日目の筆記試験が終わったときは、
落ちた
と思っていました。しかし、諦めず2日目の面接試験の対策を徹底しました。面接は私立の大学や予備校の先生と10回以上練習していたのでうまくいきました。
合格発表当日、僕は結果をインターネットでなかなかみれないでいました。しかし、どうせいつかはみるんだと、意を決して見ました。
番号がありました。
皆さんは、「信じられない」という言葉をほんとの意味で使ったことがありますか?僕は本当に合格したことが信じられませんでした。何十回もサイトを更新し、携帯を穴があくくらい見て確かめました。
合格してました。
父親は、連絡したら泣いていました。こうして、僕の3年間の浪人生活は終わりを迎えました。
センターの点数だけで言うと『63%→73%→83%→88%』っていう感じでした。
現役生のときに課題を真面目にやって、3浪の3年間なんだかんだで1日平均10時間以上勉強していました。医学部を目指している人は一つの目安にしてみてください。
医学部に合格するための勉強量
高校生のときは課題を絶対出す。浪人のときに授業は1回もさぼらない、授業がない日は毎日10~12時間程度勉強する。
↑の勉強量をこなして、最終的に合格しました。
ちなみに、2浪目までは私立含めて全部の医学部落ちてました。凡人でもこれくらいの勉強をすれば、合格できます。
しかし、今になって思うこととして、科学により証明されている勉強法をして効率よく勉強していればもう少し早く合格できたと思います。この勉強法については大学に来てから学びました。記事にしているので読んでみてください↓
合格するためにした勉強
各教科、1冊の参考書をボロボロになるまでやり込みました。
現役生のときは、1冊1周やったら次の参考書に手を出していました。これではほとんど何も頭に残っていないんですよね。一部の頭のいい人たちは、これで頭に入っているようでした。
しかし、僕みたいな凡人は10周ちかく参考書をやらないと頭に入らないんだな。ということに浪人して気づきました。
合格するまでに数学・英語ともに駿台、河合塾の前期テキストを7~8周(苦手分野は10周程度)はやっていました。ほかの教科も化学の重要問題集や、学校で配られた問題集をひたすら繰り返すことで模試の成績も上がりました。
浅い1000の知識よりも深く理解した10の知識のほうが得点に直結します
あと、合格できた3浪目は、模試を1年間で40回以上受けました。模試のときほど本気で自習できる人は少ないと思いますので、模試は受けれるだけ受けましょう。
また、3浪目はスタディサプリの英語と化学を2回くらい受けていました。英語と化学の学力を上げることができたのはスタディサプリの講師の質が高かったためです。他の科目についてはノーコメントで…(察してください)。英語と化学が苦手で勉強法が分からない人は14日間無料ですので受けみてください。
浪人した人は、みんな浪人はほんとうにきつかったといいます。僕も浪人は本当にきつかったですしかし、悪いことばかりではありません。
学生ではないし、働いてもいない社会の底辺の立場になることで、弱い立場の人の気持がわかります。結果的に人間的に成長できます。そして、苦労したぶん合格したときの喜びは何倍も大きいです。
「努力を継続すれば必ず合格できる」とは言えません。しかし、「努力を継続し続ければ必ず合格に近づく」とは言えます。
浪人というのは、本人はもちろん、家族も辛いものですが、頑張れば結果もついてきます。諦めないで最後まで頑張ってください!