浪人生が夏までにやること5選【三浪医学生が解説】

大学受験

実際に合格するためには浪人生が夏までに何をしておくべきかよくわかりませんよね?

僕は、3年間浪人して、旧帝大学の医学部に合格しました。浪人生としての夏を3回経験してきました。成功できた年と失敗した年では、夏までにやったことが少し違いました。

浪人生としての夏を3回経験したことを活かして、浪人生が夏までにやっておくべきことを解説します。

夏までに最低限やっておかなければいけないことってなだろう?

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浪人生が夏までにやること5選

勉強の習慣化【長時間の自習力】

浪人生にとって、自習を長時間できるようになることは合格するためには必須です。現役生よりも、浪人生のほうが自習時間を長く確保することができるからです。具体的には10時間以上の勉強を毎日コンスタントにやっても、つらい、やめたいと思わないくらいに習慣化してしまうことが大切です。

入試直前になってくると、プレッシャーも大きくなり、夏までより、集中することが難しくなってきます。浪人生はあとがない人が多いと思うので、プレッシャーも大きいです。プレッシャーがかかっている状況でも勉強をたんたんとこなすためには、それまでに習慣化しておくことが必要なのです。

浪人生活は夏が終わると入試まで本当にあっという間です。夏までに勉強を当たり前だと思えるくらいに習慣化しておくことが大切です。

各教科の基礎固め

夏までに、各教科の基礎を固めておきたいです。夏以降には、過去問などの演習をたくさんやりたいからです。

基礎を固めるとは、具体的には、標準的な問題集を3~5周終わらせておくということです。各教科、それぞれの分野、1冊でいいので標準的な問題集を3~5周して完璧にしておけば基礎が固まります。

夏以降も、6周、7周とやっていく必要はありますが、最初の1~3周に比べて早く問題が解けます。そして、余った時間で、共通テストの対策や、過去問の研究をすることが可能になります。

基礎がガタガタだと、過去問を解いて、解説を読んでも理解できず、時間がかかってしまいます。夏以降の演習量を増やすためにも基礎固めを夏までに終わらせておきたいところです。

苦手教科の底上げ

苦手教科を最低限のレベルの学力までは底上げしておく必要があります。夏以降に手をつけても、手遅れになる可能性が高いからです。

僕は、合格した年は、2次試験や私立の入試本番で使わない国語と地理を4月から毎日勉強していました。その結果、センター試験直前も、国語、地理の勉強に追われることなく、数学や理科の勉強に時間を割くことができていました。

また、苦手科目を早めに底上げしたほうがいい理由として、全体の成績が上がりやすいからということがあります。

得意な科目を90→100にする、苦手な科目を60→70にする、この2つはどちらも10点の点数の上昇です。ですが、どう考えても、60→70にするほうが勉強の労力は少ないことは明らかです。

苦手科目の底上げを夏までにしておくと、直前に焦らずにすみ、模試の成績も伸びてきます。メンタルが安定して、勉強に集中しやすくなるのでしっかり底上げしておきましょう。

過去問に目を通す

夏までに1度は過去問に目を通しておくことは大切です。過去問を見ておかないと、最終的にどのような問題を解くことができるようになっていれば良いのかわかりません。目隠しをして、ゴールがどちらかも知らずにマラソンを走るようなものです。

ここで言っているのは、夏までに過去問を解くことができる実力をつけておかなければいけないということではありません。過去問にどのようなレベルの問題が出ているのか、どういう出題形式なのかを知るために目を通しておいたほうが良いということです。

例えば、毎年、自由英作文が出題されているならしっかり自由英作文の勉強をしたほうがいいです。しかし、毎年、マーク式ならば、自由英作文の勉強をする時間を長文読解の勉強をしていたほうがその大学の合格に近づきます。

解くことができなくても、1年分くらいは、いまの実力で解いてみると良いと思います。最終的に必要な学力がイメージできるからです。

疑問に思ったことの解消

夏までに、問題を解いていて、疑問に思ったことはすべて解消しておいたほうがいいです。夏までに勉強していることは基礎が多いと思います。その基礎の部分に疑問点があると、夏以降に演習を重ねていくときに何度も立ち止まらなければいけません。

夏以降は、レベルが高い問題をやる機会が増えると思います。もちろん、疑問点も増えてきます。このときに、基礎の部分に疑問点が残っていると、解説を読んだり、聞いたりしても理解できません。

現在、オンライン家庭教師や映像授業のサポートで疑問を解決できる環境は作り出せます。有効活用して、夏までに基礎の疑問点は全て解決しましょう。

まとめ| 夏までに基礎の定着が大切

夏までにするべきことは、基礎を固めて、夏以降に演習量を増やすことができる、体力、実力をつけることだと思います。浪人生は、現役生よりもラストスパートの伸びが大きくないと言われています。実際、僕もそうでした。

現役生が部活や高校生活を楽しんでいる間たんたんと勉強を続けてください。そして、夏以降も同じように勉強を継続することで合格することができます。

今回、紹介したことが参考になると嬉しいです。

浪人生活はつらいですが、そのぶん、合格したときの喜びも大きいのでがんばってください!