医学部に合格するためには、どの予備校に行けば良いのか悩みますよね?
僕は、3浪して医学部に合格しました。
3年間の浪人を通して、代ゼミ、河合、駿台、東進、スタディサプリで浪人、勉強しました。
ここまで、色々な予備校に通っている人は少ないと思います。
そこで、実際にそれぞれの予備校に1年間通ってみた僕がそれぞれの予備校について解説します。
医学部を目指すならどの予備校が良いんだろう?
結局、医学部を目指すならどの予備校が良い?
医学部を目指すなら「映像授業+自習」が一番成績が伸びると思います。
動画形式なら何度も授業を見直すことができる。自習でアウトプットする時間を確保できる。というのが理由です。
僕は、3浪目は東進衛星予備校に通いました。通年の授業は地理のみを受けていました。
この授業に加えて、スタディサプリで英語と化学を中心に授業を受けていました。
映像授業は、自分のペースででき、何度も見直すことができるので使いやすかったです。実際、成績も大きく伸びました。
また、自分が苦手とする科目のみを映像授業にすることで自習する時間を確保することができました。
医学部に合格できた3浪目は模試を40回以上受験して、本番を想定した訓練もたくさんしました。
自習など、アウトプットする時間を確保して勉強するためにも「映像授業+自習」が一番成績が伸びると思います。
注意点としては、映像授業+自習だからといって、外に一切出ないという生活をしてはいけない。ということです。
現役生なら学校に行くから良いと思います。
しかし、浪人生は一切外に出ないとメンタルを健康に保つことは難しいです。図書館やカフェ、予備校など外で勉強できる環境は用意しておいてください。
医学部に合格するまでに通った予備校を詳しく解説
現役→代ゼミ、河合塾マナビス
代ゼミ
代ゼミは、おもしろい講師が多かったです。
しかし、おもしろい講師が他の予備校に抜かれたり、模試も少なくなっています。さらに、校舎も減少してしまっています。
もともと、「講師の代ゼミ」と呼ばれていました。しかし、今では、東進のほうがおもしろい講師がそろっている印象を受けます。
河合塾マナビス
河合塾マナビスは、現役生向けのオンラインの映像授業です。
河合塾は、「テキストの河合」と受験生界隈では言われています。テキストの河合と言われるだけあって、テキストがわかりやすく、とてもまとまっていました。
オンライン授業なので、質の高い講師の授業を受けることができます。また、チューターに質問ができることもメリットでした。
現役生は、学校から配られた問題集や課題があると思います。
学校からの課題だけでは、足りない。苦手な科目をわかりやすく解説して欲しいという人におすすめす。
注意点としては、映像授業を取りすぎないということです。
河合塾マナビスは現役生向けですが、1講座1講座のボリュームが大きいです。学校の問題集や講習を優先して補助的に受けることをおすすめします。
1浪→駿台予備校
駿台予備校は、生徒の質が高いです。
したがって、周りの環境に流されやすい人におすすめです。
授業の形式は、1授業が50分+10分休憩という形式です。授業の座席も指定されていました。
僕が、駿台の授業を受けた印象としては、難しいなという印象でした。
現役生のときの偏差値が50前後だったこともあり、駿台のレベルの高い授業にはあまりついていけていない印象でした。
駿台はテキストが1冊で基礎から応用まで学べるというものではありません。
ほんとに基礎の部分は自分で参考書で勉強する必要がありました。
駿台は基礎がある程度できている。基礎は自分でできる。レベルの高い授業を受けたい。意識の高い仲間と勉強したい。という人におすすめです。
2浪→河合塾
2浪目は、河合塾のテキストで授業を受けました。
授業自体は、地元の予備校の講師が河合塾のテキストを使って授業をするという形式でした。
河合塾の講師から授業を受けていたわけではないです。
しかし、テキストの河合といわれるだけあって、地元の予備校の講師でもテキストにそった授業がわかりやすかったです。
僕は、河合塾のテキストを中心に勉強しました。
その結果、センター試験は83%と医学部を狙える点数を取ることができるくらい成績が伸びました。
結果的には医学部は不合格でしたが…(;´Д`)
河合塾は、テキストがしっかりしていて、基礎から応用までカバーしてくれています。
デメリットとしては、生徒の質が高くないことです。
実際に、河合塾の校舎で浪人した人から話しを聞きました。
パチンコに行ったり授業をサボって遊びに行く人も多かったということでした。駿台よりもいろいろな偏差値の人が浪人している印象です。
基礎から応用までカバーして欲しい。周りに誘惑があっても流されない。という人におすすめです。
3浪→東進衛星予備校、スタディサプリ
東進衛星予備校
東進衛星予備校では、通年科目は地理しか受けていませんでした。
しかし、模試が終わったあとに全科目の解説授業があったので受けていました。
全科目の先生の授業を受けての印象としては、どの先生もおもしろく、わかりやすいということです。
東進衛星予備校は、自分で授業のスケジュールを組むことができます。
土日も授業を受けることができます。
浪人生は1年の前半で授業を朝から夜まで授業を受けまくって、後半は自習+復習というスケジュールで勉強をすすめることもできます。
また、東進生は東進の模試の代金がかからないということもメリットです。
デメリットとしては、映像授業なので、サボろうと思ったらサボれる。難しい質問はチューターでは対応しきれないことがある。ということです。
自分のペースで勉強したい。何度も授業を見返したい。授業に飽きやすく、おもしろい授業を受けたいという人におすすめです。
スタディサプリ
スタディサプリは、他の予備校に比べて圧倒的に安いです。1年間で19800円です。
他の予備校に比べて数十万円も安いと講師の質が悪いんじゃないか。テキストが雑なんじゃないか。と考えてしまう人もいると思います。
しかし、プロの講師がわかりやすく授業をしてくれています。
実際、僕は、3浪目に英語と化学はスタディサプリで伸ばしたと言っても過言ではありません。
微妙だな。合わないな。という科目もありました。しかし、年間19800円だったら1科目だけでも伸びれば元がとれると思います。
14日間無料体験もできるので、ぜひ体験してみてください。個人的には英語と化学がとくにおすすめです
宅浪・医学部専門予備校という選択肢について
宅浪
個人的には、宅浪もありだと思います。
しかし、注意点があります。それは、毎日、家の外で勉強する時間を作る。生活リズムを整える。ということです。
なぜなら、浪人生が合格するために必要なことは、勉強を継続するメンタルだからです。
メンタルを安定にした上で宅浪にすると、自分がやるべきことに時間を使うことができ、成績も伸びやすいと思います。
自己管理能力がある。ある程度成績がとれている。外に勉強場所を確保できている。という人は、宅浪も考えてみてください。
医学部専門予備校
医学部専門予備校は、あまりおすすめしません。
なぜなら、医学部に入学してからの自学自習の習慣がつきにくいからです。
医学部専門予備校は数百万円払って、毎日個別授業を受けるところが多いようです。
1対1なので成績は伸びやすいかもしれません。
しかし、医学部に合格してから、自分で多くのことを暗記しなければいけません。自学自習できない生徒は留年してしまいます。
どんなにお金持ちでも、医学部専門予備校は避けて、自学自習の能力を磨くべきだと思います。
まとめ【実際に説明を聞いてみる】
医学部に合格できるかできないかは、その後の人生に大きく関わってきます。
人それぞれに合った予備校や勉強のスタイルがあると思います。
後悔しないように実際に資料を取り寄せたり、校舎に行って、説明を聞いて決める。というのが確実です。
医学部に合格するためには、自分自身の行動が一番大切です。予備校選びの段階から納得できる選択をして、勉強をがんばってください!