英語長文の問題集はたくさん出ていてどれがいいか選ぶの難しいですよね。
僕は、英語が苦手でした。1浪目の最初の模試で偏差値が40代でした。いちから英語の勉強をやり直して3浪して旧帝大学医学部に合格できました。
現役生のときから、この参考書を使って、この順序で勉強していたら合格まで最速だったと思う勉強のロードマップを解説します。
この記事の信頼性
やっておきたい英語長文300
やっておきたい英語長文シリーズでは1番語数が少なく、かんたんそうだし500とか700からやればいいでしょ?と思う受験生もいると思います。しかし、語数が300だからといって問題が簡単なわけではありません。国立大学、なかには旧帝大学の題材の長文もあります。
そして、英語長文を読むうえで重要になる文法、単語、イディオムが見やすくまとめられています。
『問題を解く→丸付け・復習→長文を訳と照らし合わせて10回読む』
↑の勉強法をおすすめします。
基礎力をつければほとんどの大学の問題は解くことができます。基礎力をつけるためにもこのやっておきたい英語長文300は10回くらい読み込みましょう。
やっておきたい英語長文500
英語の実力をしっかりつけるためにはこの「やっておきたい英語長文500」までは、完全に理解する必要があります。
ここで、4シリーズのうちの2作目だし、700と1000までやること考えたらまだまだ先は長いと感じる人もいると思います。
しかし、この500まで完璧にしておけばほとんどの大学の問題を解く実力はつきます。やっておきたい英語長文500には一橋大学や北海道大学などの難関大学の長文も収録されています。この500も300同様に
『問題を解く→丸付け・復習→長文を訳と照らし合わせて10回読む』
という勉強方法をおすすめします。
このとき、SVOCなどの文構造を意識して読んでください。
文構造を取ることができない人は英文法の勉強が不十分なので英語長文の勉強と同時に英文法の勉強も進めていきましょう。
やっておきたい英語長文700 やっておきたい英語長文1000
やっておきたい英語長文700、1000どちらも難しいです。これらの問題集は300と500が終わった時期が遅い場合はやらなくても大丈夫です。それよりも自分が受ける大学の過去問を10~20年やったほうが大学受験では成功できます。
もし、300と500が6~7月くらいには終わって、復習も完璧という人は700や1000にも取り組んでみましょう。すべて良問なので力は付きます。
ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式
和訳の対策としておすすめします。しかし、ポレポレは難しいです。「やっておきたい英語長文300」を完璧にしてから取り組むといいと思います。
この参考書をやることで英語構文のとり方を理解できるようになります。そして、英文和訳の問題が得意になります。
速単
必修編の単語が身についていない人は必修編、英単語は他の参考書でやっていて単語はできるという人は上級編をやりましょう。
「速単って単語帳じゃん」と思う人もいると思いますが長文になれるのに適しています。
毎日、CDを聞きながら長文を目で追いましょう。
CDに合わせた速さで意味を取りながら長文を読む練習をすることで、速読の練習、リスニングの対策になります。音声は強制的に進むので意味を取るのが早くなるのです。
旧帝医に合格するためにした使い方解説
紹介した参考書はすべて僕がやったものです。
合格するために効果的だった使い方を解説します。しかし、その前に参考書や問題集に取り組むにあたって1番大切なことを伝えておきます。
1冊を完璧にすること。
つまり、10冊の参考書を1周するなら1冊の参考書を10周しろ、ということです。
天才は1~2周で頭に入るのかもしれませんが、少なくとも僕は5~10周しないと頭に入らない人間です。
紹介した参考書をすべてやるのではなく、1冊1冊をそれぞれ5~10周して完璧になったと思ってから次の参考書をするということを約束してください。では解説します。
「問題を解く→丸付け・解説を読む→構文を取る→英語と意味を照らし合わせながら10周する」
この方法で英語長文を読めるようになります。
10周もするのめんどくさいと思う人もいると思います。しかし、それくらいして完全に頭にいれるべきです。内容ごと頭に入れておくことが大切です。大学受験では出題される長文の内容がある程度決まっています。(例えば「地球温暖化」「インターネットの影響」「医学」など)
出題されたテーマに関する知識を持っていると長文が読みやすくなります。
「自分で手を動かして文構造をとる→訳す→復習する」×5
この参考書では文構造のとり方と英文和訳のポイントを学びます。
僕はこの本は日本語訳の補完として取り組みました。受験サプリの英語長文や過去問、模試を40回以上受けていたので。
それでも3~4周はしました。予備校や学校で読解の授業していない、完全独学で受験に臨むという人は最低でも5周はしましょう。このときただ読むのではなく、1回1回しっかり訳を作りましょう。
「単語に目を通す→CDに合わせて長文を目で追う」×100
×100とか冗談だと思っている人もいるかも知れません。しかし、単語帳は100周くらいやらないと頭に入りません。
僕は速単の上級編を毎日15~30分聞いていました。これに加えて、移動時間も聞いていたので100周は超えています。
毎日決まった時間に15~30分コツコツ積み上げましょう。
『単語帳について補足』
現役のときには学校から「EG4500」というマイナーな単語帳を配られたので300周くらいしました。浪人してから私立医や旧帝医をめざすにあたって、足りないことに気づきました。そこで、シス単と速単上級編にも取り組みました。
シス単も速単も100周くらいしました。
速単だけにしぼっている人にとって、100周は最低ラインです。
まとめ
参考書や問題集に取り組む場合は1周で満足せずに、何周もして完全に頭に入れるまで取り組むことが最も効率よく成績を伸ばす方法です。
予備校にいってないから参考書だけで勉強しようとしている人は、スタディサプリの英語を受けてみるのもありだと思います。
3浪目にスタディサプリの英語長文と文法を受けましたがほんとに解説が素晴らしかったのでおすすめしておきます。
参考書と問題集で独学する人は、どれで勉強するかを決めたら、その1冊をほんとに完璧にしてください。新しい参考書や問題集に手を出したくなることもあると思います。その誘惑に負けないで、1冊を完璧にして実力をつけてください。応援しています!