よくこんなに落ちて、親にも家族にも迷惑をかけても医学部を目指し続けたなと思っちゃいますね。
三浪して旧帝大学医学部に合格できたので、その経験と、落ちたときの状況や、心境を解説していこうと思います。
一浪全落ち、 二浪全落ちでもなぜ諦めなっかたのか?
一浪目は、予備校の寮生活を送っていました。
センター試験2日間が終わって、自己採点をしたとき、予備校の寮で一人絶望していました。
点数が、最近受けたどの模試よりも低かったのです。大幅に下がっている点数を受け入れることができず、自己採点が終わっているのに、何度も何度も自己採点をし直しました。
センター試験の割合が低く、二次試験の割合が高い広島大学を受験しました。結果は不合格でした。
私立の医学部も受けました。しかし、昭和大学、自治医科大学、埼玉医科大学すべて1次試験すら通りませんでした。
二浪のときは、地元の予備校に通っていました。
センター試験1日目が終わったとき、今年は試合終了だと思っていました。緊張して、センター試験の英語の内容がなにも頭に入ってこなかったのです。
センター試験1日目が終わった日の夜、2日目を控えているのにも関わらず、お酒をのんでしまいました。自分の弱さに耐えられなかったのです。
丸付けをしたら、2日目完全に諦める可能性があったので丸付けはしませんでした。
2日目は数学ⅠAからなわけですが、お酒のせいか、頭がはたらきませんでした。
数学ⅡBから頭が働き始めました。
全部終わって、実家の自室で丸付けをしました。合計は750/900点でした。
思っていたより、英語の点数をとれていました。
そのかわり、お酒が残っていた2日目の数学ⅠAが76点とかなり低い点数でした。お酒を飲んだことを後悔しましたが、切り替えて、弘前大学医学部に合格するために死ぬ気で勉強しました。
そして、面接まで大きな失敗はせず、2次試験を終えました。
合格発表当日、スマホで自分の番号を探しました。
何度も何度も確認しました。しかし、番号は見つかりませんでした。
私立の医学部は獨協医科大学だけ、一次試験を通っていましたが追加合格の通知がくることはありませんでした。
こんなにも、つらい思いをして、家族に迷惑をかけても医学部を、なぜ目指し続けたのか?
それは、10年近く置い続けてきた夢をかんたんに諦めることができなかったからです。
小学3年生のときに、おじいちゃんが交通事故でなくなってから、ずっと医者になることを追いかけてきていました。10年間医者になりたいという想いをもって、勉強していたのです。
他の道に行く選択肢が僕の中にはありませんでした。
正直、赤の他人を救いたいという思いはすくなかったです。
しかし、家族や友人が大変な状態のとき、何もできなという立場でいることだけは嫌だという気持ちは強く持っていました。
おそらく、医学部を目指すひとの中には、親の医院を引き継がなければならない人、安定した収入を得たい人、色々いると思います。
理由は人それぞれで良いと思います。その強い想いを持ち続けることがとても大切です。
強い思いが現実になるとかは、スピリチュアルめいていますし、その理論は科学的に正しくないと思います。
しかし、勉強をつづけることはかなりしんどいので、勉強をつづけるための強い想いは必要です。
三浪目でなぜ、旧帝大学医学部に合格できたのか?
結論から言うと継続できたからです。
三浪目は、地元の東進衛星予備校で通年講座は地理だけを受講していました。自習のスペースを確保することが主な目的です。
受験に失敗してからの約半年間は、からだ重いし、人と話したくない、というかなりきつい期間でした。
とりあえず、毎日予備校にいって、12時間、予備校に引きこもっていました。
家族以外の人間とは、半年間は話すことができませんでした。
それでも、医者になりたいという思いだけでどうにか勉強の継続だけはしました。
ツライ日は、予備校の周りを意味もなく2~3時間散歩してました。
そして、夏くらいからメンタルが回復してきて、友人と連絡を取るようになりました。
模試でも結果がついてきて、調子良いときは全国で1位を取ることができました。
センター試験本番は、いつもどおりの実力を出すことができました。
2次試験本番は、いつも点数をかせいでいた数学が解けなくて落ち込みました。しかし、最後の最後まで、執念をもって解答をかきました。
たとえ、解き方がわからなくても、同じ分野の関連がありそうなことを書きまくりました。
面接対策にも10時間以上かけていたので、面接も無事乗り切ることができました。
合格発表当日、家には僕しかいませんでした。家族は用事があり、みんなでかけていました。
どうせ合格発表のページにはすぐにはつながらないと思い、少し時間が経ってからスマホで自分の受験番号があるかを確認しました。
自分の受験番号がありました。
ほんとに信じられなかったので、何度も何度も番号を確かめました。
自分が見ているサイトに間違いがないか、時間が経ったら番号が変わるんじゃないか、と10回以上は確かめました。
ほんとに受かっていると確信したとき、親にまず電話しました。
父親は泣いていました。
母親もめちゃくちゃ喜んでくれました。
という感じで合格できたのです。やはり、合格するためには、勉強をどんな状態でも続けるという執念じみたものが必要だと思います。
勉強を継続すれば、学力は確実に上がります。休むときがあってもいいです。しかし、継続だけはしてください。
医学部を目指してるけど浪人から抜け出せるか怖い人へ
僕は3年間も浪人してきたので、医学めざして浪人から抜け出せなかったらどうしようという怖さがすごいわかります。
医学部を目指しているひとからすると、合格してるからお前は良いよな、と感じる人もいると思います。
そういう気持ちもわかります。
いま、浪人から抜け出せるか怖い人は、自分が合格した姿ではなく、合格するまでの過程を想像してください。
合格するまでのプロセスをイメージしてみて、かなりきつく、大変な道のりをイメージできましたか?
そして、そのつらい道のりを乗り越えることができた自分を想像できましたか?
それらの障壁は、受験生活で、乗り越えなければいけません。でも、乗り越えた先には、合格がきっと待っています。
疲れたときは、少し休んでもいいです。でも、勉強を継続して前進することだけは辞めないでください。
そしたら、結果はついてきます。
まとめ【自分を信じてコツコツやるしかない】
浪人し始めたら、いつ浪人生活終わるんだよ、という気持ちになる人もいると思います。
僕は、そう思っていました。
浪人生活で確実なことは、勉強を続ければ確実に前進できるということです。
勉強しても、勉強しても模試の成績が伸びないひともいると思います。
むしろ、下がった人もいるでしょう。
しかし、知識が増え始めた段階では成績がむしろ下がることは普通です。
確実な知識以外にあいまいな知識が増えてしまうから、ひっかけ選択肢などにひっかかるようになるのです。
そのふえたあいまいな知識が定着したとき、成績は2次曲線的に伸びます。
疲れたら休んでも大丈夫です。でも、歩みをとめることだけはしないでください。
そしたら、きっと、合格できます。応援しています!