【大学受験】センター試験90→181に伸ばした国語の勉強法【医学部生解説】

大学受験

国語は、他の科目と比べても、答えにたどり着く方法があいまいで安定して高得点を取ることなんてむりだろと思っていました。僕は、現役のとき、国語のセンター試験は90/200つまり、45%でした。浪人して、医学部に合格した年は181/200でした。

国語は苦手科目だったので、ここまで伸ばすことはとても大変でした。僕自身、国語の成績を伸ばすのにとても苦労したので国語を頑張っているけど、伸びないというひとはどのような勉強法をすればいいか解説します。

※旧帝大学医学部に合格した年のセンター試験の得点はすべて公開しているので気になる方は「【成績開示】北海道大学医学部に合格したときの得点を公開」をみてください。

国語で高得点をとれるようになるにはどうすればいいんだろう?

スポンサーリンク

共通テスト9割を最短で取る【現代文の勉強法】

センター試験の過去問を解きまくる

共通テストの現代文で9割を最短で取りたい人は、センターの過去問を何回もやってください。なぜなら、模試や問題集で出題される問題とセンター試験で出題される問題の性質が異なるからです。

センター試験は、大学教員が400人以上で作っています。解法が全科目の中でもっともわかりにくい現代文は、予備校ごとに問題の傾向の違いがあります。したがって、過去問をやることが現代文の点数を伸ばすために一番効率がいいです。

注意しなければいけないことがあります。「赤本ではなく、黒本を使う。できれば10年分を2回は解く。」ということです。一度読むと文章の内容がわかってしまっているので、現代文は復習しないという人がいると思います。

しかし、もう一度解いてください。10年分を解いてから、もう一度同じ問題を10年分解くことによって、解法を完全に身につけるためです。2回目でも、すべての年で満点を取れる人は、ほとんどいません。ぜひ試してみてください。

ちなみに、僕はセンター9割取った年は、黒本の20年ぶんの問題をすべて2周しました。

間違った漢字・意味がわからなかった語句をノートにまとめる

漢字や現代文の語句の参考書は、時間があればやってもいいと思います。しかし、他の科目の勉強もあり、漢字や現代文の語句にそこまで時間をかけることができないと思います。

そこで、間違った問題や、たまたま当たってしまった漢字や語句などはノートにまとめましょう。問題を解くことで、内容も覚えていますし、新しい参考書や問題集を頑張らなくてもいいので、もっとも効率よく知識を吸収できます。

理系でも記述の問題集を解く【時間があるひとだけでOK】

時間に余裕があるひとは、記述の問題もやっておけば、より点数は安定します。僕自身、何冊か記述の問題集をやることによって、点数を安定させることができました。

しかし、記述は浪人して時間があったから対策できたのです。現役生や、他の科目が伸び悩んでいる理系の人は、過去問をまずは10年ぶんやってください。

僕が実力をつけるために頑張っていた参考書は、「現代文と格闘する (河合塾シリーズ)」です。

共通テスト9割を最短で取る【古文の勉強法】

まずは単語・文法を固める

古文は、基礎力もないのにいきなり問題を解いても確実に解くことができるようにはなりません。まずは、文法と単語を一通りやっておきましょう。学校から問題集が配られている人は、それを信じて勉強を進めてください。新しく買うなら「ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)」をおすすめします。

単語は、そんなに多くなくていいです。「読んで見て覚える重要古文単語315」で300語くらい覚えてください。

過去問を中心に演習をする

文法と単語がある程度進んだら過去問をやりましょう。

最初は、意味を取ることが難しいし、文法も使いこなせないと思います。得点を安定させるためには10年ぶんを2周はしたいところです。このとき間違った単語や文法は、自分が持っている文法書や単語帳にもどって、復習しておくことが大切です。小さな積み上げをしていくことが学力の向上につながります。

古文は時間がないなら捨てるのも戦略

古文は、漢文に比べて覚える量も多く、高得点をとるためには、かなりの勉強量が必要です。現代文と漢文ができるようになると、国語力があがり、古文を勉強しなくても5~6割取れるようになります。

つまり、現代文と漢文が9割以上に安定したら、古文を勉強しなくても、全体で8割~9割の得点を獲得できるようになります。コスパが悪い古文は、後回しにしてもよい科目である、と思います。

共通テスト9割取る【漢文の勉強法】

漢文はまずは句形を暗記する

漢文はまずは句形を暗記することが大切です。

句形を暗記しなくても、漢文は漢字で構成されているので、意味がなんとなくとれて高得点を取れてしまうことがあります。しかし、得点は安定しません。得点を安定させるためにも句形の問題集を3~4周は、最低限やりましょう。

漢文は、英語のようにSVOCなどの順番も決まっていて、一度頭にいれてしまえば、簡単に高得点が取れるようになるのでがんばって暗記しましょう。

句形は「漢文句形ドリルと演習 (河合塾SERIES―ステップアップノート10)」を完璧にすればOKです。

過去問を中心に問題を解く

漢文は、評論、小説、古文に比べて、簡単なので、時間をかけずに高得点を取ることが大切になります。そのため、最終的には15分以下の時間で満点取れるような実力をつけたいところです。

過去問は現代文、古文と同じく10年ぶんを2周はしましょう。そして、自分の文構造の取り方や、句形の問題を間違っていたら、自分が持っている問題集や参考書のその分野を復習しましょう。2周目は15分以下で解くことを意識してください。

まとめ【時間ない人は過去問一択】

国語以外にも勉強をしなければいけない科目があり、国語にさくことができる時間は限られていると思います。共通テストで高得点を取りたければ、過去問を攻略することは必須事項です。過去問を毎日1題解くだけでも、国語の成績は伸びるので、毎日少しずつ勉強を継続してください!