二次試験直前に得点アップする方法

大学受験

この記事で受験直前にも点数を伸ばせる余地があることが分かります。

 

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採点基準を意識して回答する

ぼくは全統記述模試の数学の採点をしています。記述模試には採点基準というものがあります。

まずは数学に焦点を当てて解説していきます。数学の採点基準には大きく分けて2つの採点の要素があると考えています。

 

・結果の値

・答えを導く方針

 

当たり前と思った方もいると思います。しかし、採点をしていてこの2点を意識して問題を解いている人がかなり少ないと思います。これができている人は点数をもぎ取っています。また設問によっては結果のみ合っていればその設問は満点という問題もあります。

ここから言えることとして、

 

①簡単な前半の設問では多少時間をかけても満点を取る

②後半はとにかく何かを書く

 

これくらいの戦略はだれでも思いつくかもしれません。しかし、これも意識して問題に取り組んでいる人は少ないと思います。この戦略で実際に偏差値90で全国1位を取ったこともがあります(1年で模試を40回以上受けて1度きりですが(笑))。順に解説していきます。

①簡単な前半の設問では多少時間をかけても満点を取る

ズバリ言わせてもらうと(1)で間違って値をその後の設問で(1)の値を使う場合それ以降0点です。

 

(1)[値=3]があっていれば10点

(2)途中に[y=x]があれば5点

結果の[x=7]があれば10点

例の解説

(1)が正確な値ではない場合は解法が合っていても(2)の部分点[y=x]に到達できないことが多いのです。計算も複雑になってしまうことが多く(1)など前半で間違えてしまうとマイナスな面しかないです。

②後半はとにかく何かを書く

数学で特に書いてほしいものはグラフです。このグラフを極大、極小の座標などいらないかなと思う部分も含めてかなり丁寧に書いてください。そのグラフだけで設問の6~7割の点数を稼げることもあります。(場合によっては10割の問題もあります。)グラフにはそれくらいの情報量があります。

②についてですがある教科ではこれは戦略としてマイナスです。その教科は英語の英作文、特に自由英作文です。なぜなら英作文は数学と違って減点法によって採点されるからです。

 

自由英作文のポイント

①制限文字数の8割は絶対に書く

②単語はとにかく簡単な単語を選ぶ

③簡単な単語を選ぶためにできるだけ簡単な日本語で文を作ってから書き始める

 

①制限文字の8割は絶対に書く

ある程度の文字数を超えていないと受験などでは採点されない可能性もあります。教授たちは受験の採点を雑務だと思っています。(大学に入って聞いた僕の大学の教授の言葉です。)皆さんには一生をかけて成果を出すとても大事な場面ですが教授たちは何百、何千の答案を見ます。したがって、ある程度受かる見込みの答案でないと採点すらされない可能性があります。

 

②単語はとにかく簡単な単語を選ぶ

③簡単な単語を選ぶためにできるだけ簡単な日本語で文を作ってから書き始める

中学レベルの英語しか使っていないから減点というのはどこの大学もしていないでしょう。しかし、難しい単語やうろ覚えの文法が間違っていた場合確実に減点されます。

作文の内容については予備校で習ったことや参考書に書いてあることを書けばいいでしす。

 

ケアレスミスを減らすことが得点アップの近道

ケアレスミスをどう受け止めている人が多いかというと「ケアレスミスは実力じゃないからあまり気にしなくていいや」です。ぼく自身2浪目までそのように受け取めていました。しかし、ケアレスミスで失った点数は試験本番の合格、不合格に影響します。

「あと5点とかあと10点あれば合格だった」という人はぼくの周りにいました。受験生全員が本番何かしらミスをしていると思います。このミスが1個か2個少なかったらこの人たちは合格だったでしょう。

普段から自分のミスしやすい計算や文法をノートにメモしてケアレスミスを一般の受験生とは違うとらえ方をすることが大切です。直前では自分の模試などを見直せばケアレスミスのくせを見つけることができると思います。ケアレスミスは自分の実力の一部。

 

自分が受ける大学の情報を集める

旧帝大学など一部の大学では「〇〇大学模試」というものがあり、問題用紙や計算用紙の枚数などが分かります。この計算用紙や問題用紙の大きさを把握しておくことは余計なことで動揺しなくて済むようになります。

A大学では数学の問題用紙の余白が大きく計算用紙も配布されます。

B大学では数学の問題用紙の余白が小さく計算用紙もありません。

この状況をあらかじめ知っていて小さい文字で計算する練習をしたり心の準備をしておいた人と情報収集をせず本番初めて計算スペースがない状況で受験をするのでは学力は同じでもどっちが合格を勝ち取れるかは明らかです。

ちなみにぼくは私立医学部御三家といわれるうち一つ合格しています。受験前に電話して問題用紙の大きさを尋ねました。(教えてもらえなかったのでネットで見つけ出しましたが(笑))用紙がA4で見開きA3の状況で模試を受ける機会もなかったので過去問をその大きさにして解いていました。

大学によっては回答用紙を公開しているのでググってみるといいと思います。

 

まとめ

 

持ち物

・受験票

・時計

・筆記用具(鉛筆、シャーペン、消しゴム)

・スマホ

・お金

・身分証明書

・上履き

・ノート、参考書(お守りの要素が主)

・ハンカチ、ティッシュ

・薬

・温度調整しやすい恰好(カーディガンなど)

・飲み物、軽食(カロリーメイトなど)

 

本番は受験票さえあればどうにかなったりします。借りればいいのです(笑)。ぼくは時計を3個持って行っていたので知らない受験生に貸しました。

最悪の場合、受験票がなくても「身体」があればどうにかなります。(一応大学には連絡してください。スマホもなかったら道端の人に借りるべし。友達でセンターのとき受験票忘れていた人いましたが受けれました。)

後悔しない受験をしてきてください。