家庭教師の教え方【E判定から合格に導いた指導法】

大学受験

家庭教師をしていると、なかなか成績が伸びなくて困ることがありますよね。

僕は、3年間、家庭教師をしていた経験があります。その経験の中で、春にはE判定だった生徒を最終的に合格に導いた経験があります。その生徒は偏差値は30→55に1年間で上昇し、国立大学に合格しました。

3年間の家庭教師で、2人は第一志望、1人は第二志望に合格に導いきました。この経験をもとにどのようなことに意識して教えていたかを解説します。

どう教えたら成績がのびるんだろう?

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勉強の教え方

まずは、勉強そのものの教え方で、意識していたことを解説します。

これからやる分野の解説

問題を解いてもらうまえに、これからやる問題の分野の解説を簡単にしておきます。簡単な質問をしながら解説をすることで、生徒がこの分野で苦手としているところを洗い出すことができるのです。

また、解説は、あまり詳しくやらなくても大丈夫です。問題集のまとめページなど、よくまとまっているページの簡単な説明でいいと思います。なぜなら説明を聞いてるだけでは頭に定着しないからです。どれくらいその分野ができるかを見るために簡単に解説をしたら問題を解いてもらうのが効率良いです。

問題を解いてもらう

解説が終わったら問題集で問題を解いてもらいます。問題を解いてもらうことで、できない部分が具体的にわかります。その部分を解説してあげることが自分の生徒の学力を伸ばす近道です。

問題を解いてもらうときは、時間を決めておくといいです。テスト本番も時間制限がありますし、わからない問題でダラダラ時間を取られなくなるからです。時間制限を設定したうえで、まだ生徒の手が動いていたら伸ばしてあげればいいのです。

解いてもらった問題の解説をする

問題を解いてもらったらすぐに丸付けをして解説をします。丸付けは生徒にやってもらってもいいと思います。なぜなら、自分が間違った部分を認識しやすくなるからです。このとき。丸付けをしているのをチェックしながら、どこを解説するかを考えておくとスムーズに解説にうつることができます。

生徒は、間違ったところの解説をわかったといっていても、完全には理解できていないこともあります。簡単な質問をしてあげると、完全に理解できているかを確かめることができます。

指導のときに使う問題集

家庭教師をするならば、指導のときに使う問題集は自分で決めなければいけません。学校から配布されている問題集を中心に指導していました。なぜなら、学校から配布された問題集を完璧に解ける生徒がいなかったからです。

学校から配布された問題集さえしっかり出来ていれば、地方の国立大学だったら合格できます。したがって、まずは学校から配布されている問題集を完璧にしてもらう必要があるのです。

学校の問題集が完璧になったと思ったら、過去問、をやってもらっていました。難関大学の問題でなければ、過去問に取りくめるレベルになっているからです。

学校から受験ようの問題集を配布されていない場合や、学校の問題集だけでは足りない科目は、問題集を生徒に買ってもらいましょう。親御さんに話して問題集を自分で買ってもいいと思います。

僕は、高校受験の対策の問題集が配布されていない学校の生徒を教えたことがあります。そのとき、親御さんに許可を頂いて、問題集を買いました。

生徒に出す宿題について

生徒に出す宿題については、生徒の性格に合わせる必要があります。

自分から毎日、10時間以上の勉強をする生徒は、自分でやりたい勉強があることが多いです。苦手な分野ややりたい問題を話し合って宿題を決めていました。

一方、学校がないと勉強しないという生徒もいます。勉強しない生徒には、無理せずやりきれる量の宿題を出すとやってくれることが多いです。テスト前だからといって、たくさん宿題を出すと、逆にやるきがなくなって宿題を全くやりません。適度な量を意識して宿題を出していました。

勉強以外にも指導する必要がある

時間の使い方について

毎回の授業の最初の10~15分は生徒の生活について聞いていました。毎日の勉強時間、ご飯に使う時間、自由時間などについてです。これを聞くと、勉強時間を増やせる余地があることを生徒に気づかせることができます。

ゆずれないイベントやテレビの余暇の時間はあってもいいと思います。しかし、自由時間があまりに長かったり、勉強時間が少なすぎる場合は、生活を改めてもらう必要があります。

そのためにも、時間の使い方を詳細に聞いて、勉強量を増やすための時間の使い方の提案をするのです。

学校の宿題について

学校の宿題の量について聞いておくことは、家庭教師をするうえでかかせません。

生徒に勉強を教える次の日に提出の課題があったらそれをやらなければいけません。また、次回の授業までに出す宿題の量も学校の課題を考えた上で出さなけれないけません。

睡眠時間を削らなければいけない状況にしないためにも、宿題の量は把握しておくと信頼関係を築くことができます。

定期テスト前の指導について

学校のテスト前の指導は、基本的には学校のテスト範囲の勉強をしてました。

しかし、受験生で学校のテスト勉強より受験の勉強が大切な状況の生徒の指導は工夫していました。

学校のテスト勉強は、自分でだいたいやっておいてもらいます。そして、分からないところを授業中に質問してもらいます。分からないところ、苦手な科目のテスト対策が大丈夫そうだったら受験の対策の授業をします。

家庭教師で先生とて教えることの最大の目的は、合格してもらうことです。優先順位をつけて指導することは大切です。

まとめ

家庭教師というバイトは、責任が大きく、大変な仕事です。そのぶん、やりがいも大きく、成績が上がったとき、合格の知らせを聞いたときは本当に嬉しいです。

E判定で、浪人するつもりだった生徒が合格すれば、その生徒は1年早く大学に通うことができます。また、諦めて、他の大学にいくつもりだった生徒を合格に導くことができれば、人生が大きく変わると思います。

合格に導くために、本記事が参考になってくれたら嬉しいです!