受験生・浪人生の人は模試を受けると思います。しかし、どの時期に、どれくらいの成績を取っている人が合格しているか、の詳細をしることはできないと思います。
そこで、僕が3浪目に旧帝大学医学部に合格できた年の東進の「難関大本番レベル模試」と「センター試験本場模試の成績」を公開します。
それぞれの難易度や成績の変化を解説します。
東進模試の難易度
マークも記述も難しいです。得点率が低くても結果が返ってくるまで落ち込んだりせず、しっかり復習に取り組みましょう。
詳細は↓の通りです。
センター試験本番レベル模試の難易度
東進のセンター試験本番レベル模試では得点が素点で720点くらいしか取れませんでした。全統模試より全体的に得点が取れませんでした。
3浪目には国語、地理の過去問は30年弱を2周、他の科目も10年弱は解いていました。
過去問をそれほど研究した僕は「過去問とは違う独特な解きにくさ」を感じていました。
本番よりは難しい模試だと考えて良いと思います。
難関大本番レベル模試
東進の記述模試は、「医学部や旧帝大学、早慶などを受ける人」と「国立大学(医学部を除く)やMARCHなどを受ける人」で受ける模試が違います。
難関大本番レベル模試は「医学部や旧帝大学、早慶などを受ける人」を対象とした模試です。
僕の成績を見て頂ければわかりますが、5割~7割の得点率でも悪くない成績だったりします。
数学が55%で筑波大学/医/医のA判定の基準を満たしているテストもあります。
ここまで説明してわかると思います。医学部や東大、早慶などを目指す人が受けても差が出るようにしてある、難しい模試です。
東進模試の成績公開
4~5月『4月:第2回センター試験本番レベル模試 5月:第1回難関大本番レベル記述模試』
「第2回センター試験本番レベル模試」の得点は705.2点で本番換算得点が723.6点です。3浪目でこの得点は低いかなと思います。
しかし、逆に考えると、4月の段階でこの程度でも旧帝大学医学部には合格できています。よって、得点が低くても落ち込む必要はないです。
「第1回難関大本番レベル記述模試」では物理で100点取っちゃっているので、筑波大学医学群医学類の判定がC判定は超えています。マーク模試の物理は77点だったので、運もあります。
100点とれてうれしかったことは今でも覚えています。
6~7月『6月:第3回センター試験本番レベル模試 7月:第2回難関大本番レベル記述模試』
「第3回センター試験本番レベル模試」の得点は726.2点で本番換算得点は740.8点です。得点はあまり伸びていません。化学、物理は2浪目のセンター本番も模試も9割は超えていたので東進模試は解きにくいと感じていました。
「第2回難関大本番レベル記述模試」でも安定して筑波大学医学群医学類の判定がC判定は超えています。化学が6割でA判定の基準をオーバーしてます。やはり、難関大本番レベル模試は難しいです。
そして、数学、英語の得点はどっちも5割を切っています。模試を受けたあとは、解けなかったことがショックに思えるかもしれません。
難易度高いからしょうがないと切り替えて復習をしっかりしましょう。
8~9月『8月:第4回センター試験本番レベル模試 9月:第3回難関大本番レベル記述模試』
「第4回センター試験本番レベル模試」の得点は728.2点で本番換算得点は741.6点です。第3回から得点が伸びていません。理系科目のセンター対策を全くしていなかったので、しょうがないのかもしれません。
この模試では物理は100点です。しかし、前回、前々回のマーク模試では7割強だったので難易度のばらつきがあると思いました。
「第3回難関大本番レベル記述模試」では筑波大学医学群医学類の判定がギリギリC判定です。
前回、前々回より成績が下がっています。勉強しなかったからというわけではありません。
自分に合う、合わない問題があることは事実です。この模試では自分に合わない問題が多かった、ということや化学の難易度がいつもより高くて得点を稼げなかったなどの分析ができます。
10~11月『10月:全国統一高校生テスト 11月:第4回難関大本番レベル記述模試』
「全国統一高校生テスト」とは、全国の高校生が無料で受験できる東進の本番レベルマーク模試です。
単純に第5回センター試験本番レベル模試と、とらえて問題ないと思います。
得点は756.2点で本番換算得点は772.1点です。今まで受けた河合と東進のマーク模試をしっかり復習していた成果が出ました。それでも、得点が高いとは言えないですが…
「第4回難関大本番レベル記述模試」では筑波大学医学群医学類の判定がC判定は余裕で越えています。また、今までで一番A判定までの目標達成率も高いです。
コツコツやって実力はついてきていた、といえると思います。
数学55%、化学63%でAラインを超えているのをみるとやはり、東進の模試は難しいことが分かります。
12月『最終:センター試験本番レベル模試』
「センター試験本番レベル模試」の得点は733.8点で本番換算得点は740.2点です。前回より大幅に得点が下がっています。国語だけで17点下がっています。
全統のセンタープレでも全然得点できなかったし、焦っていました。
しかし、東進のセンター試験本場レベル模試は、過去問と出題傾向が違うことをわかっていました。このことが分かっていたため、模試を受け終わった後切り替えてセンターの対策をしました。
本番は797点で、この模試より63.2点伸びました。
最終のテストで点数が悪くても自分を信じて過去問を中心に勉強をしていれば合格できます。
まとめ
東進の模試は、マーク、記述ともに難しいです。記述に関しては志望校の難易度によって模試の難易度も変えてくれています。
難しいし解きにくいので、成績が思ったようにとれないことが多いです。しかし、難しい問題に触れておくことは、絶対に受験にメリットになります。
それに東進生は、どんなに模試を受けても定額です。
僕は「冠模試」「大学合格基礎力判定テスト」も含めてすべての模試を受けました。
模試の成績が悪いと落ち込んでしまい、つらいことはわかります。しかし、模試で得られる経験は自習では得ることができないものです。
旧帝大学医学部に受かった僕の成績もそんなに良くないときもあります。誰にでもよくない成績をとることがあるんだなと思って、頑張って勉強を継続してください!