医学部に合格するための地理の勉強法【必要な点数は85点】

大学受験

医学部を受験する人は勉強しなければいけない科目数が多いです。したがって、地理の勉強はできるだけ手間をかけずに効率よくする必要があります。

僕は、3年間の浪人を通して、いろいろな予備校の授業に加え、さまざまな参考書をやりました。たくさんやったからこそ、どういう勉強法で模試の点数が伸びたのかを知っています。どういう勉強をしたら地理で足を引っ張らずに医学部に合格できるか解説します。

地理、どれくらい勉強すれば良いんだろう?

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医学部に合格するために必要な地理の点数

医学部に合格するためには地理は85~95点取れる実力にしておくべきです。なぜなら、国立の医学部を目指すのであれば、共通試験の全体で9割前後、取る必要があるからです。全体で、9割取るためには、どの科目でも8割は取りたいです。どんなに悪くても75%は切りたくないです。

センター試験は、毎年、各科目の平均点が変動しています。
地理ももちろん変動し、平均点が高い年は、70点以上、低い年は55点以下です。したがって、運が悪いと、難しい問題にあたります。難しい問題に当たっても、どうにか崩れないためには過去問で90点前後は取れる実力をつけておく必要があります。

したがって、模試や過去問で平均的に85~95点の実力をつけて置く必要があります。

医学部に合格するための地理の勉強法

医学部に合格するために、あまり時間をかけないで地理を攻略するためにはまずは、過去問をやると良いと思います。

地理はデータが変わるから過去問はあまり役に立たないと言われることもあります。しかし、僕は過去問を約30回ぶん、河合塾の「大学入試センター試験過去問レビュー地理B」をすべて解きました。過去のデータと現代のデータが変わっていて間違った問題は、全体で5問くらいでした。地形や、植民地の歴史など変わらないものが多いのです。

過去問を5年ぶん、余裕があれば10年ぶん、完璧に理解すると実力がつきます。過去問を1年ぶん終わるごとに、参考書と地図帳を辞書代わりにして、復習すると効率がいいです。過去問を直しながら参考書、地図帳をみることで、本当に覚えなければいけない国やデータが分かります。一方、ただ地図帳を眺めたり、ただ参考書を眺めると頭に入りません。

地理は、考えればわかると教えられるかもしれません。しかし、暗記しなくて良いわけではありません。

まず、国の名前は確実に覚えましょう。全部の国を暗記しても200弱です。主要な国だけならもっと少ないです。国の名前と位置を覚えていないと、気候などについて考えようとしても位置がわからない時点で考えることはできません。

国の名前と位置以外には資源、作物、GDPなどのデータを覚えておきましょう。資源、作物、GDPのデータは考えればわかることもあります。

しかし、覚えてしまえば確実に自信をもって答えることができます。さらに、得点も安定します。

僕は、合格できなかった年はデータはすべて考えればわかるからと暗記していませんでした。模試、本番の点数は8割にも届いていませんでした。しかし、暗記しなければいけないことに気づいて暗記するようにしてから、模試では、調子が良いと偏差値70、過去問は平均95%取れるようになっていました。

このとき気づいたことは、「暗記→考えてわかる→暗記+考えて解く」が最強だということです。点数が取れると勉強が楽しくなります。まずは、データを暗記して問題を解けるようになると良いと思います。そして、解説を読んで正しいデータの見方を自分のものにします。そして、暗記が自信ないところを思考でカバーすると正答率はぐんと上がります。

おすすめの参考書

センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本 

村瀬のゼロからわかる地理B

瀬川先生と村瀬先生の授業を受けて参考書もやったことがあります。もちろん、他の予備校の先生の授業も受けたことはあります。しかし、この二人は教え方がうまいです。
なにより、地理を楽しいと思うことができます。ぜんぜん勉強しているという感覚になりません。

2シリーズを完璧にする必要はないです。自分が気に入ったほうの参考書を何回も読み込んで知識を定着させてください。

地理B 統計・データの読み方が面白いほどわかる本

この参考書は、データの読み方を知りたい人におすすめです。「データの暗記+思考」が地理の点数を伸ばすことに大切なことだと学びました。

出題されるデータはほとんど、センター試験の過去問に出題されたものです。地理の得点を安定させてくれます。過去問をやったあとにさらっと目を通すだけでも、思考法を学ぶことができます。

まとめ

医学部に入るためには地理の勉強もおろそかにはできません。効率よく点数をとるためには、暗記も必要です。

過去問を10年ぶん完璧にすれば実力はつきます。また、過去問の間違いの選択肢が他の年に出ていたりします。そして、地誌については過去問を研究すると、最近出ていない地域がわかります。

その結果、出題される地域を大体予想できます。何も考えないで、全部をやるより、出そうなところを中心にやりつつ、全体まで広げるほうが本番成功する確率は上がります。

医学部に入るためには、膨大な量の勉強が必要になります。過去問を中心に頑張ってください!