浪人が死ぬほどツライときに読むはなし【3浪経験者が語る】

大学受験

センター1日目、緊張のあまり、英語の長文の内容が頭に入ってこなかった。

自分の不甲斐なさから逃避するため、センター1日目終了後、アルコールを摂取した。

そして、センター2日目、最初の科目である数学ⅠAの時間もまだお酒が残っていた。

頭が働かず、思うように問題も解けない。

結果、この年の受験は失敗に終わった。2浪目の経験である。

浪人している時点で、親や家族に迷惑をかけているのに、試験本番の前日にアルコールを摂取するなんてただのクズですよね。

そんな、人間が3浪目、ギリギリですが旧帝大学医学部に合格できました。

おそらく、この記事を読んでくれているということは、浪人生活がキツイ、ツライと感じているのでしょう。

僕も死ぬほどツラかったです。ニートを3年間もやっていたようなものなので、自分で自分を肯定することも難しかったです。それに、3年間も浪人している高校の同期とかいなかったのでとても孤独でした。

それゆえ、浪人が死ぬほどツライことがよくわかります。どうやってメンタルを保てばいいのかを試行錯誤していました。浪人していたときのメンタルの保ち方を解説します。

いま、ツライ状況にある人が少しでもメンタルを立ち直らせることができたら嬉しいです。

浪人、まじで死ぬほどつらいよ

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勉強が死ぬほどツライときは一度立ち止まって休む

勉強が死ぬほどツライ時期や日が浪人生だったらあると思います。

解決策の結論として、そんなときは少し勉強からはなれて、散歩したり、公園でぼーっとしたり、と外で気分転換することをおすすめします。冷静に考えて、毎日、予備校や自宅、図書館にこもって10~12時間勉強していたら気分が落ち込みます。さらに、浪人しているということは、地位的に社会の底辺だと感じてしまいます。

そりゃ、ツライでしょ。だからこそ、外に出て気分転換することが大切です。

1浪で死ぬほどツラかったこと

僕は、1浪目は、実家ではなく予備校の寮に住んでいました。予備校ですし、どちらかというと内向的な人間なので、友達もほとんどできませんでした。寮と予備校の往復の毎日でした。

予備校まで行く途中や予備校に入るとき、周りのスーツを着ている会社員の方や学生服を来ている学生からどう思われているんだろう、など考えていました。

社会的な立場がないこと、孤独、成績が伸びない、とツライことを上げるときりがありませんでした。毎日、毎日が、合格できる気がしない不安を抱えていました。成績も伸びず、1浪目は当たり前のようにすべて落ちてしまいました。

2浪で死ぬほどツラかったこと

2浪目は自宅から地元の予備校に通っていました。家族のサポートもあり、1浪目よりはメンタルはましでした。それでも1浪目よりツライことも経験しました。

2浪目で死ぬほどツラかったこととしては、一緒に勉強をしていた友人がみんな医学部に合格したことです。どの友人よりも朝早く予備校に行き、予備校が閉まるまで勉強していたという事実があったにも関わらず、僕だけ医学部に落ちたのです。

誰とも連絡を取ることが嫌になって部屋に閉じこもってしまいました。そんな状況だったこともあり、落ちてから1ヶ月間部屋に閉じこもってアニメ、ドラマ、マンガを見ていました

これは、受験が終わった直後だったから3浪目でどうにか合格まで持っていけたと思います。3~4月で予備校を変える期間だった親になにも言われなかったというのもあります。正直、あまりにもツライならこの引きこもりやっても良いんじゃないかな?と思います。なぜなら、普段10~12時間勉強しているひとなら、ひきこもって自堕落な生活を続けていると飽きます。10~12時間勉強を再開することになると思います。

実際、僕もこの1ヶ月の引きこもり期間を経験してからは完全に切り替えて、3浪目は毎日予備校に12時間いました。ほんとにツライときは、本気で引きこもる、親がうるさいなら図書館とかでずっとYouTubeみるとかでも良いんじゃないかなと思います。浪人生マジきついし、死にたくなるくらいなら一度休憩が良いかと思います。

3浪で死ぬほどツラかったこと

21歳無職の男が家にいたらやばい、と思うひと結構いますよね。大学生になって、本を100冊以上読んで、いろんな価値観を知ったので、いまでは、別に21歳無職でも良いじゃんと思えます。しかし、3浪していたときは、1浪までの人が圧倒的に多数派だし、親のスネかじってニートポジションにいることがかなりきつかったです。

友人に3浪している人もいませんし、もちろん孤独でした。3浪目でいくと、もう取り返しがつかない感じがあります。あと何年、高校の勉強すれば良いんだよという感覚がありました。いつ、合格して浪人が終わるのか、先が見えなさすぎて不安しかありませんでした。

模試の成績が悪いときはジョグして、ジョグしながら叫んだりもしてました。

また、予備校にこもって勉強しているのがツライときは予備校の周りを2~3時間散歩していたこともあります。浪人キツイんでこんな感じで気分転換が大切です。ただし、めっちゃ休憩したあとは、最終的には勉強を継続することだけはしてください。

最終的に合格するためには継続

3浪目に合格できた最大の理由は勉強を継続したからです。というのも、浪人して失敗するひとの大半は継続できていないです。毎日、学校にくることすらできなくなってしまいます。

休んでもいいと言ってた、と思う人もいると思います。休んでもいいと思うのは本心です。しかし、浪人生活の1年間全てを休んで良いわけではないですよ。ほんとに、勉強をツライと感じるのは、毎日10~12時間勉強しているひとだと思います。毎日2~3時間しか勉強しないのに、ツライと言っている人は正直甘いです。十分休んでるでしょと突っ込みたいです。小学6年生の夏休みとかの目標勉強時間が2~3時間ですし…

10~12時間、ふだん勉強している人がツライと感じたときは休む。でも、ちゃんと休んだらまた普段どおり10~12時間勉強することを継続してください。この継続さえできれば合格に近づきます。1日15時間とかを短期間やるのではなく、10時間の勉強をコンスタントに継続してください。

僕は3浪しました【医学部には学士編入のおっさんもいるって話】

これを読んでくれている人は、3浪以上でしょうか?おそらく、3浪以上のひとは少ないでしょう。

もし、仮に3浪以上の人でも、世の中には学士編入で大学院をでてから医学部に入り直すおっさんもいます。こういう人は、奥さんの収入や、親に学費を払ってもらったり、奨学金をもらって学生をしています。30歳とかになっても大学生をしているわけです。そういう人も世の中にはいます。

浪人している人は、まだ、若いですし、1、2年足踏みしても大丈夫そうだなとおもっていてください。自分はだめだと思わないでください。Fランとかいわれる名前を書けば入れるような大学にいくのではなく、「自分がやりたいことをするため、もしくはどうしてもいきたい大学があるから浪人という決断をした」ことに誇りを持ってほしいです。継続さえすれば結果は少しづつですがついてきます。

まとめ【人生はどうにかなる】

浪人して、死ぬほどツライとおもいます。元メジャーリーガーの上原浩治さんの背番号が19なのは、浪人時代の年齢を現しています。「あの一年ほど自分の人生でツラかった時期はない」と、メジャーリーガーになれる精神力をもっている人ですら言っているのです。ツラかったら、一休みして、そのあとまた継続してください。

それに、日本では、ぜいたくな生活を求めなければ食べていけなくなるということはないし、大学に入らなくてもどうにかなる社会です。ということを知っていてください。多少、心が軽くなると思います。

死ぬほどツライときは、少し休憩して、休み、休み、継続してください!