大学の成績より大切なことないの?【→他に価値を見出すと人生ラク】

医学生

大学生という立場になっても、試験を乗り越えるだけでは満足できず、周りと比べて良い成績を取ることに固執してる人が多いのではないでしょうか?

大学によっては、G P Aで進学できる学部が決まることから周りを蹴落してでも良い成績を取らなければいけない人もいると思います。そのような一部の例外はたしかにいます。

しかし、多くの人は得た情報を共有して周りと助け合ったりしたほうが、ラクになり人間関係も楽しくなるのではないでしょうか?

僕は医学部で5年間テストを受けてきました。テストの成績で実習先の選択が有利になったり、実習の科の選択が有利になったり、と良いことがあります。そのため、周りよりもいい成績を取ることばかりに目をやったり、再試になった人をばかにする風潮が医学部にはあります。

そんな医学部のマインドに染まっていた時期は、勉強をきついと思っていました。しかし、周りに合わせず、自分なりのマインドを持ってテストを受けるようにしてからラクになりました。

試験勉強がラクになるマインドについて紹介します。

試験勉強でのまわりとの競争につかれた(つД`)ノ

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成績だけをアイデンティティーにしても良いことない

試験に落ちたときにメンタルがきつい

成績をアイデンティティーにしていると、良いことがありません。なぜなら、人一倍がんばったのに試験の結果が悪いことや試験に落ちてしまうことは、どんなときでも起こりうるからです。

たまたま、計算ミスをしてしまった、あまり勉強していない友達のほうが成績が良かった、苦手な分野の配点が高かった、など経験したことがあるひとも多いのではないでしょうか?そもそもI Qは生まれた時点から変わらないとも言われています。授業に出てなくても勉強ができる人はいるし、運悪く試験中にど忘れすることだってあります。

このように試験結果が悪くなる要因はいつでもあります。ここで、成績を自分のアイデンティティーにしていると試験結果が悪いだけで人格まで否定されている気分になってしまいます。世の中のいわゆる成功者はみんながみんな学歴が高いわけでもなく、試験の成績はその人の数ある能力の一つにすぎないと考えることは大切です。

周りに有益な情報を共有できない

成績のことばかり気にしていると周りに有益な情報を共有できません。なぜなら、有益な情報を先輩や友達から入手しても、それをさらに友達に流すと、さらに流されて自分の優位性を確立できないと考えてしまうからです。

僕自身もこのように考えていた時期がありました。そのときは、自分に余裕もありませんでしたし、同期はみんな敵だと思っていました。結果、授業を1度も休まずに出席して、さらに先輩から多くの情報をもらって、独り占めしていました。でも、このときは勉強自体が楽しくありませんでしたし、心から信頼できる同期はいませんでした。

周りと協力せず、ただ成績を求めると勉強もきついだけですし、信頼できる友人もできません。良い成績を追い求めるだけでは、大学生活、人生、がハードになっちゃいます。

試験や成績のことばかり話す人との会話で得るものはない

試験の結果や成績について、めちゃくちゃ話してくるひととの会話で得るものはないですよね。大体の場合は良い成績をとったことの自慢話です。ぜんぜんできなかったとか言いながら良い点数を言われて、あまり良い気分しないなと感じたことがある人もいると思います。

僕も3年間の浪人生活を経験してきたので、そのような経験はあります。また、医学部にきてからも聞いてもいない成績の自慢を聞かされることも多く、あまり良い気分をしないこともあります。そういう話は、すごいねといって聞き流して対処しています。

一方で、自分の将来とか、目標とか、人生とか、愛とかについて語り合える友人は大切にしています。そういう大切だなと思える人は、成績の話とか生産性のない話はしないし、人の悪口やぐちも言いません。話していて楽しいし、人生に良い刺激を与えてくれます。

人生に良い影響を与えてくれる人とだけ付き合っていこうと思うとどうでもいい会話と大切な会話が見えてきます。結果として、どういう人と付き合っていき、飲みに行ったり、語り合ったりしたいかがわかってくるものだと思っています。

最低限の勉強は必要

成績ばかりを気にする必要はありませんが、最低限の勉強は必要です。なぜなら、進学に必要だったり、仕事をするために必要な最低限の知識というものはあるからです。

例えば、医学部では、命を救うために最低限の知識として、国家試験に合格できるくらいの知識は必要です。プログラムを学んでいる人は最低限のコードの知識は必要です。また、大学を卒業するために必要な単位を得るためにも試験を乗り越えることは大切です。

したがって、成績のことばかりにとらわれるのはよくはないけど、周りと助け合って試験を乗り越えていくことは大切です。

まとめ【大切な人は成績に関係なく近くにいてくれる】

勉強ができる、できないがその人をその人とするすべてではありません。悪い成績をとったからといって、ばかにしてくる人や離れていく人は、友人にせず、関らなければいいのです。

自分がめっちゃ頑張ったのに成績が悪かったり、試験に落ちてしまったときに支えになってくれる人と関わっていけば大学生活も人生もラクになり、楽しくなると思います。誰からもよくみられたいとか、良い成績が欲しいとかいう欲望を捨てて、自分が全力を尽くした結果だから受け止めようくらいで成績と向き合っていくマインドが大切です。

試験で少しミスをしたり、1年留年するくらい、人生において良いスパイスだと思います。僕自身も3年間浪人したおかげで性格も丸くなったり、失敗した人の気持ちがわかるようになりました。失敗からは学ぶことも多く、それを乗り越えたときに成長できるということも、スタンフォード大学のケリー・マクゴニガル博士も証明しています。

人としてどう行動し考えるかに重点を置いて、生きていくと試験以外のさまざまなことも乗り越えられるようになると思います。試験勉強がきついなと思っている人はマインドを変えてみてはどうでしょうか?