医学部に入るひとは、もともと親が医者であったり、親や親戚が高学歴であるひとが多いと思いますよね?
僕の周りの医学生の親は、たしかに医師や大学を出ているひとが多いです。しかし、僕の親は、父は中卒、母は短大卒です。親戚でも、国立大学に入った人がいません。
田舎のコミュニティーの人間です。しかし、旧帝大学医学部に合格することができました。どうして、医学部に合格できたのかを解説します。
医学部に合格できるひとは、どうせ親も高学歴とか高収入なんだろうな〜
親が高学歴じゃないと医学部に入れない?
親の学歴が高いひとや医者のひとのほうが医学部に入りやすいことは事実だと思います。なぜなら、親が高学歴だと大学に行くのが当たり前、塾にいくのが当たり前だからです。
結果、勉強に取り組むのが早くなります。また、大学とはどのようなものかを親が知っていると、子供も無意識のうちに大学は行くのが当たり前というマインドになりやすいです。
では、親が高学歴ではないと医学部に入れないのでしょうか?
医学部に入るのは大変だと思いますが、無理ではないです。
僕の親は父が中卒、母が短大です。親戚も国立の大学に入学できた人はいないような環境で育ちました。弟妹も、専門学校、ふつうの高校と遺伝子的にもすぐれているなといえる部分はありません。
しかし、ぼくは3浪のときを経て医学部に合格できました。合格できた理由としては育てられ方、親の理解と応援があったからです。
どのように育てられたかというと、常に考えさせられました。怒られたときも廊下や家の外で正座をさせられました。そして、なにが悪かったのかを親に説明していました。
また、親の浪人への理解がありました。1浪までは多めに見てやるという気持ちをもってくれていました。
しかし、2浪目以降は浪人させる気がありませんでした。母親は工学部でもどこでも、入れるところに行ってほしかったみたいです。しかし父親が反対してくれました。
3浪目に突入するときは父親が3浪に反対しました。しかし、浪人を通しての成長に気づいて「もう一年良いのでは?」と母親が父親を説得してくれました。
あとから聞いたのですが、3浪目に入るとき、家などすべて売ってでも医学部に合格させてあげようと思ってくれていたみたいです。泣けます(´;ω;`)
親が高学歴であることは確かにアドバンテージです。しかし、家族が応援してくれる環境があれば、どんな家庭でも医学部に合格は可能だと思います。
家族が応援したくなるような行動をすることも大切です。
進学校じゃなきゃ医学部に入れない?
僕自身は地元の公立の高校に通っていました。進学校でしたが、僕はいわゆる落ちこぼれでした。
国語や英語は下から10番以内の順位を何度も取ってしまっていました。勉強しなかったというわけではありません。
高校時代課題をやらなかったことはありませんでした。高校3年生のときは3時間睡眠で勉強しましたがセンター6割、偏差値50弱でした。
「進学校の落ちこぼれ」と「進学校ではない高校の優秀な生徒」では後者のほうが模試などの成績が良いことが多いですよね。医学部の中にも進学校ではない高校から現役で入学している人もいます。
進学校で落ちこぼれだと、先生方も期待していないので面倒を見てくれません。しかし、進学校ではない高校では、学校全体でみると優秀だった場合面倒を見てくれます。
この場合は進学校ではない高校にいたほうが有利です。
一方、進学校のひとのメリットととしては周りにいるひと達が優秀なので、ついていこうと頑張れます。
進学校だから医学部に行ける、進学校じゃないから医学部に行けない、ということはないです。場合によっては進学校じゃないほうがよかったりします。
僕自身、進学校に通って勉強についていけなくてとてもつらかったです。
天才と凡人
天才までいかなくても自分より物事を高率よくこなすひとは周りにいっぱいいると思います。1回で単語を覚えることができたり、勉強時間が少ないのに成績は圧倒的に良いひとなどです。
僕は旧帝大学医学部に入れました。しかし、学力やIQの面では凡人です。
では、なぜ旧帝大学医学部に入れたかというと、努力をし続けるという面においては優秀だったからだと思います。
親が高学歴なひとや現役で入学した同期は勉強の効率もよく、かないません。緩い大学でも毎年1割前後の留年者が医学部では出ていると思います。僕が通う大学もそうです。
しかし、僕はストレートで進学できています。どうやってストレートで来ているかというと圧倒的に早い段階で勉強を始める。
周りが1週間くらい前からテスト勉強を始めるときは、2週間前から始める。ただこれだけです。
もちろん様々なものを犠牲にしていると感じることもあります。1時間目には学年の2割しか来ない授業にも、すべて出席して平均くらいの成績しか取れません。
周りのみんなほど遊びに行ったり、好きなことをできません。勉強方法や記憶についての本や論文を読んで勉強方法の勉強をしています。それでも、成績は平均くらいなので能力はほんとに凡人だなと感じる日々です。
しかし、自分は継続する力があると信念をもって勉強しています。自分が能力的に凡人だなと感じるひとは努力し続ける点において負けなければ、医学部に合格できます。
医学部の裏口入学について
浪人時代に親が医者で子供が浪人生というひとが結構いました。学力が圧倒的に足りない場合は親が私立大学の医者だろうと医学部には入れないんですね。
しかし、よくよく聞いてみると1次試験さえ通ればあとは親が大学に寄付した金額(聞いた話では数百万~数千万)によっては合格させることができちゃう私立大学もあるみたいです(・_・;)
親が医者じゃないひとは残念ながらこういうチートは使えません。黙ってコツコツ勉強しましょう!
(国立ではもちろん裏口みたいなのは一切聞いたことありません(笑)
まとめ【医学部は誰でも入れるけど難易度は変わる】
結論としては医学部には誰でも入れるけど、難易度は変わると思います。医学部に入るために大切なこととして以下のことが挙げられます。
・勉強を正しい方法でとにかく継続する
凡人は医学部に入ってからも大変です。しかし、受験で習得した勉強方法や集中力は武器になります。
環境や能力に恵まれてないけど、医学部に入りたい人はとにかく勉強を継続してください!応援しています(๑•̀ㅂ•́)و✧