医学部を受けるとなったら、小論文対策をどれくらいすればいいか気になりますよね?
僕は、私立の医学部3つ、国立の医学部1つ、計4つの医学部に合格しました。小論文対策は、過去問、参考書を眺めた程度でした。
もともと文章力があったというわけでもありません。模試では、全体として、「要努力である。」とすら書かれました。その模試のコメントも公開して、なぜ、小論文対策はほとんどしなくて良いのかを解説します。
小論文対策どうしようかな?
医学部に合格した年の小論文の成績
医学部に合格できた年度の、河合塾の全統医進模試の小論文の成績は偏差値42.1です。点数は40/100です^^;
この成績は「河合塾冠模試の成績公開【東北大・京大・北大・九大・神大・早慶】」で詳しく公開しています。
そして、採点ではこのように書かれています。
課題文に書かれている内容をしっかりと踏まえようとする姿勢はよい。ただ、論述内容まで、課題文に書かれていることをそのまま受けて書いているだけになってしまっているのが残念である。とりわけ、医師不足の解決策を述べるよう求められているにもかかわらず、解決の必要性を訴えるだけにとどまっているのは、設問の要求に応えておらず、問題である。
「~要努力である」「~残念である」「~問題である」と書かれていることからもわかるように、文章力はほんとにありませんでした。このことからもわかるように、小論文で高得点がとれなくても合格するということです。
でも、この模試が返却されたときは、自分の文章力のなさに絶望していました笑
小論文に対策が必要のない理由
小論文の対策に時間をさくならば、英語、数学、理科、国語、社会の勉強をするべきです。なぜなら、それらの各科目の点数のほうが、合否に関係するからです。上の小論文の模試の成績からもこのことはわかると思います。
しかし、英数理などの科目の点数が同じ場合は小論文の成績で比べられると思うので、必要最低限の対策は必要です。では、必要最低限やっておいたほうが良い、対策と注意することを見ていきましょう。
小論文を書くときに最低限注意すること
小論分を書くときに最低限注意することとして、道徳的・倫理的に問題がない意見を書くこと、があります。道徳的・倫理的に問題のない範囲での意見を書くようにしましょう。
また、小論文が出題される大学を受ける場合は、過去問を最低限3年ぶんは解いておきましょう。時間内にどれくらいの文章を書けば良いのかを知っておかないと、本番に時間が足りなくなってしまう可能性があります。「序論・本論・結論」など、文章の段落の組み立て方を過去問を通して、確認しておきましょう。ただ、そこまでちからは入れなくていいです。最低3年解くか~、くらいで取り組むとちょうど良いと思います。
おすすめの参考書
過去問をやる余裕があって、それでもまだ不安な場合は、参考書を読む程度はやると自信がつくと思います。実際に、勉強の気分転換に読んでいた、参考書を紹介します。
医系小論文テーマ別課題文集改訂版 21世紀の医療
医学部の小論文で出題されるテーマは似ているものが多いです。よく出るテーマについて小論文でどのようなことを書けば良いのかイメージできます。読んでおくだけでも、対策になるので、勉強の合間やスキマ時間に読んでおくとプラスになると思います。
『医学部面接ノート』
各大学の面接の内容がのっています。医学部の面接で聞かれることは、小論文のテーマとなることも多いです。面接の模範解答ものっていて、医療の知識をつけることができます。面接・小論文の対策を同時にできるところが良いところです。
まとめ
医学部の小論文対策を周りのひとがやっていると自分もやらないといけないと思い、焦ると思います。しかし、合格するためには各科目の学力のほうが圧倒的に大切です。小論文の対策をするなら、1週間に1問など、各科目の勉強に支障が出ない程度にしましょう。
医学部に合格するために本当に必要なことを見失わないで勉強をがんばってください!