HSPのメリット10個【敏感であるからこその強み】

医学部生活

HSPという言葉を知っていますか?HSPとは、エレイン・N・アーロンによって、1996年に提唱された言葉です。さまざまなことに非常に敏感に反応してしまう人々のことです。

HSPだと、世の中、生きにくいなとかんじることもあると思います。

少しの環境の変化に敏感に反応してしまう。大勢のイベントに出席するだけで疲れる。みんなが疲れないようなことでも疲れてしまう。すぐに泣いてしまう。

このようにHSPにはマイナス面が多いように思われます。しかし、HSPには、HSPならではのメリットもたくさんあります。

この記事では、HSP気質の医学生が、HSPという気質のメリットを勉強したことを10個紹介します。HSPでつらいなと思っている人は、参考にしてくれるとうれしいです。

HSPで、生きづらいけど、どうしたらいいんだろう…

※自分がHSPかどうかを知りたい人はこの記事でテストを受けてみてください。⬇

HSPの大学生が大学生活を気楽に楽しむ方法【HSP診断テストも紹介】
HSPだと、いろいろな人がいる大学生活で大変な場面も多いですよね?本記事では、HSP気質の大学5年生が、大学5年間の中で、工夫してきたことを紹介しています。HSPの大学生で、大学生活が大変だなと感じているひと必見です。
スポンサーリンク

HSPのメリット10個

敏感であることで、親切と思いやりが生まれる

HSPであることのメリットの1つ目は敏感であることです。なぜなら、敏感であるからこそ人に対して優しく、思いやりを持って接することができるからです。

HSPだと、周りの人の痛みや苦しみにとても共感しますよね?僕も医学部の実習で、患者さんがいたがっていると自分も痛くなって、何度も意識をなくしています。

これは、デメリットである反面、人の気持ちに共感できるメリットという面もあるのです。

敏感であることで、親切で優しくなれるということを意識すると、HSPで悪くないなと思えます。

自分の内面としっかり向き合える

HSPは思慮深く、自分の考えや感情によく触れています。

1997年のPiechowski, M. M.の報告によると、内省的知能とは、自分の感情、同期、信念、目標の認識とされています。内省的知能とは、自分自身の分析・理解、それに伴う性格な判断に関する知能です。

HSPはこの内省的知能が高く、自分を信頼して正しい選択をすることができるようです。

公共交通機関で席をゆずる。道案内をする。自分の時間を割いて困っている友人、後輩の相談相手になる。という経験をしたことがある人も多いと思います。

HSPであるからこそ、自分を信頼して正しい選択をできるのです。

相手の立場に立って共感できる

HSPは、相手の気持ちに深く共感できます。なぜなら、敏感であることと共感であることは、密接に関連しているからです。

相手の立場に立って、考えてつらい、悲しいと感じて、HSPでつらいと思うこともあると思います。しかし、相手が嬉しい、幸せなときは、ひといちばい嬉しい、幸せを共有できるのです。

相手の立場に立つことができることで得られる関係や感情は、とても貴重なものです。

聞き上手

アーロン博士によると、HSPのもっている気質のひとつに聞き上手ということがあるようです。

HSPは他人の言動に敏感です。そのため、他人の声、ジェスチャー、顔の表情、ボディーランゲージなどを注意深く観察できます。結果として、友人やパートナーなどの感情的なサポートができます。

この記事を読んでいる人は、よく人から相談されるのではないでしょうか?

僕も、人生の選択、進路、勉強、恋愛、習慣などについて、相談されることがあります。相談を受けるときは、自分に相談してくれてありがたいな。と思います。

HSPのメリットによって、周りの人の感情のサポートをしてみるのもいいのではないでしょうか?

対立を解決できる

デンマークの心理療法士であるイルセ・サンによると、敏感な人々は、争いの解決スキルがあるとされています。

HSPは、共感力が高いため、争っている二者の話を聞き、うまく橋渡しができるのです。この能力は、仕事や組織でも役立てることができます。

この能力を活かすと、両者の意見を聞くことができ、意思決定者のような重要な役職も引き受けることができます。

クリエイティビティ

2006年の研究によって、クリエイティビティとHSPは密接に関連していることが分かっています。

HSPはネガティブな感情もポジティブな感情も深いレベルで経験します。その結果、自己表現が得意になり、絵画、執筆、デザイン、映画作成、写真撮影などの職業で活かすことができます。

たとえ、芸術系の仕事に関わりがなくても、芸術作品をみて、心が動かされることが多いのではないでしょうか?

HSPだけど美術館とかに行ったことがない人は行ってみてください。

僕は、もともと興味はありませんでした。しかし、コンサートや美術館に一度行ってみると、とても感動しました。イヤホンや写真では感じることができない感動があります。

情熱的に物事に取り組める

HSPは、本当に心からの人生を求める傾向にあります。したがって、自分が行うすべてのことに情熱と魂を込めて取り組もうとします。

ただの遊びなのに、あまりにも本気になったことがあるのではないでしょうか?

僕は、大学の部活の追いコンなどの企画、構成、動画編集、と学業に関係ないことでも本気で取り組んでしまう傾向にあります。

楽しいことを全力で楽しめることもHSPのメリットです。

人に誠実に接することを大切にしている

HSPの多くは、価値観と信念を大切にして行動しています。善悪の強い感覚をもち、公正さと倫理を大切にします。

したがって、HSPは攻撃的、暴力的、侮辱的な行為に不快感を覚え、不正に耐えることができません。

日常生活のなかで、以下のことに耐えられない人も多いと思います。

誰かの悪口をいう。周りの人が社会のルールを守らない。暴力的な映画を鑑賞する

人の悪口ばかりの飲み会や食事会ほどつまらないものはありませんよね。そういう場で楽しめないこと自体も良いことだと僕は思っています。

人生のすべてを楽しむ

HSPは、人生のすべてを楽しむことができます。

なぜなら、HSPはとても敏感なので、大きすぎる自分への負荷に注意しています。結果として、自分のペースで物事をすすめます。

人生の速度をゆっくりにすることで、人生で提供されるすべてのものを楽しむことができます。

HSPであること自体が特別

HSPの優しさ、共感、創造性、思いやりなどは、少数の人に与えられた性格特性です。

2010年のアーロン博士の研究によると、5人に1人だけが、HSPという性格特性をもっています。非常に敏感であることは、生きにくい部分もあると思います。

しかし、ここまで、見てきたようにたくさんのメリットもあります。

人に優しくできる特別な存在ということに自信をもつと、少し生きやすくなると思います。

まとめ【HSPのメリットを活かす】

HSPであることで、日常生活でうまくいかない、生きづらいなと感じることもあると思います。しかし、HSPの気質はいつもマイナスに働くわけではないです。

メリットに目を向ければ人生を豊かなものにすることができます。

今回紹介したメリットで意識していなかったものがあったら、意識して、自分自身や周りの人にいい影響を与えてください。

【参考文献・参考URL】
・Aron, E. N. (1996). Counseling the highly sensitive person. Counseling and Human Development, 28, 1-7.
・Piechowski, M. M. (1997). Emotional giftedness: The measure of intrapersonal intelligence. Handbook of gifted education, 2, 366-381.
・Aron, E. (2013). The highly sensitive person. Kensington Publishing Corp..
・Sand, I. (2016). Highly Sensitive People in an Insensitive World: How to Create a Happy Life. Jessica Kingsley Publishers.
・Zeff, T. (2004). The Highly Sensitive Personʼs Survival Guide: Essential Skills for Living Well in an Overstimulating World. New Harbinger Publications.
・Aron, A., Aron, E., Jagiellowicz, J., Xu, X., Cao, G., Feng, T., & Weng, X. (2010) The trait of sensory processing sensitivity and neural responses to changes in visual scenes. Social Cognitive and Affective Neuroscience, 6, 38-47.