医学生の生活って忙しいの?【医学部の6年間を紹介】

医学生

医学部を目指している人、医学部に入って、まだそんなにたっていない人は、医学部の生活がどのようなものか想像することが難しいですよね?

医学部5回生になるまでに、勉強、部活、バイトで色々な経験をしてきました。その経験を踏まえて、医学生の生活について解説していきます。

医学生の生活ってどんな感じなんだろう?

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医学生の基本的な日の1日

1年生~4年生前半

4年生後半になるまでは、実習ではなく、座学です。授業を受けて、テストを受けるという形です。

テスト前でなければ、授業が終わったら、部活orバイトor勉強というひとが多いです。テスト前でなければ、比較的自由に時間を使うことができます。ハードな部活、バイトをやらなければ、忙しくなく過ごすことも可能です。

1~4年生前半のテスト事情

1年生は、主に一般教養なので、テストも簡単で、留年する人もほとんどいません。
しかし、2年生から専門科目が始まり、異常な量の知識を暗記しなければいけません。試験でしっかり点数を取らないと、ようしゃなく留年です。

4年生でCBTを受けます。このCBTという試験は、1~4年生の専門領域で勉強してきたこと、すべてがテスト範囲です。

テスト範囲が広く、コツコツ勉強できないひとは、ここで、ドロップアウトしてしまいます。毎年、学年の1割くらいがCBT留年するので、3ヶ月前からコツコツ勉強することが大切です。

4年生後半~6年生

医学部は4年生でCBTという実習にでる前の試験があります。車の免許の仮免許のようなものです。病院で、実習をして、患者さんに関わるので、最低限の知識を身に着けておかなければいけないのです。

CBTを乗り越えることができると、病院での実習が始まります。「ポリクリ→コアカ→選択実習」と実習が進みます。

ポリクリとは、内科、外科などのメジャーな科、眼科、放射線科などのマイナーな科、全てを短期間で回ります。

ポリクリが終わると、コアカといって、内科、外科などメジャーな科で長期間実習します。

コアカが終わると、選択実習といって、自分が好きな科を何個か長期間実習します。

実習は体力が削られますし、レポートを書かなければいけないことも多いです。また、自分の大学の病院ではなく、外での実習もあります。実習がはじまると、部活を引退するひとがいるのはこのためです。

レポートや外病院など、課題や環境の変化はあります。しかし、実習が5時くらいに終わったら、そのあとは、自由です。バイト、部活などに取り組んでいる人も、もちろんいます。

大学によって、異なるようですが、5~6年生で卒業試験があります。他の学部だと、卒論がありますが、医学部は卒論の代わりに卒業試験です。

実習、卒業試験が終わると、国家試験に向けて、勉強をします。全国の合格率が90%となっています。

簡単に合格できると思われがちですが、偏差値70の医学部受験戦争を勝ち抜いた人間が、本気で勉強しても1割落ちるのです。簡単な試験ではありません。国家試験まえ、6年生は毎日ずっと勉強しています。大学受験と同じ感じですね。

これが医学部の6年間です。めちゃくちゃ忙しいというわけではありません。しかし、勉強しないと留年しますし、そこそこ忙しいです。

医学生の勉強、部活、バイト、遊び

勉強

医学部の勉強は、暗記がメインです。特に、最初の基礎医学は、骨や筋肉、神経の名前や働きなど、ただの丸暗記です。暗記が苦手だとかなりきついです。覚える量が多すぎて、多くのひとが徹夜して、どうにかテストを乗り切るというのが医学部の現状です。

僕も、かなり苦労しました(;´∀`)

部活・サークル

医学生は勉強が忙しいし、部活はそんなに力をいれてないイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、医学部の部活は結構ハードです。練習量が多い部活では、大会前は週6~7とフルで部活をやっている人もいます。

僕は、部活ガチぜいではないので、部活ガチ勢はいつ勉強しているんだろうといつも不思議です。

アルバイト

医学生も、普通の大学生と同じく、金欠の人はたくさんいます。ほとんどの医学生は、親が医者などではありません。

医学生で、勉強は得意な人が多いので、塾講師や家庭教師をしている人が多いです。人によっては、バイトで、めちゃくちゃ稼いでいる人もいます。

遊び

医学生だからといって、遊ぶ時間がないわけではありません。毎日のように徹夜で麻雀したり、授業を抜け出してドライブに行ったり、とテストさえ通れば医学部ではほとんどのことが許されています。

春休み、夏休みも低学年のうちはきっちり2ヶ月あるので、海外旅行に行く人も多いです。

色々なことに挑戦している人も!?

意識がかなり高い人は、想像できないようなことに取り組んでいたりします。

起業をしたり、研究室に通って論文の発表をしたりしている医学生もいます。また、海外の医学生と交流したり、ボランティアをしたり、プログラミングを大学院生に教えたりしている医学生もいます。

すごい人がたくさんいて、刺激されます。

一応、ぼくも、投資、海外ボランティア、プログラミングを少しだけ、やっていますが大した成果は上げられていませんが。・゚・(ノД`)・゚・。

まとめ【納得する生活すればいい】

医学生になったら、勉強で追われてしまうというイメージを持つ方もいるでしょう。でも、他にも色々なことをする余裕はあります。

勉強を極めてもいいと思います。部活を本気でやってもいいでしょう。研究に没頭する日々もたのしいと思います。大切なのは、自分が最高に楽しかったな、と思える生活を送ることだと思っています。

自分が納得できる、医学部生活を楽しみましょう!