【書評・要約】「5Gビジネス」を読んでブログがオワコンか考察

これから5Gが日本でも導入されます。

5Gが導入されることで僕たちの生活がどう変わるのか気になりますよね?

そして、副業としてブログはオワコンといわれますが、この本を読んで考察してみました。

5Gによる生活の変化を知りたい人、5Gをビジネスにつなげたいと思っている人は本記事を読んでみてください。

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5Gってそもそもなに?

「5G」とは「5th Generation」つまり「第5世代移動通信システム」のことです。

5Gに至るまでに、1G、2G、3Gを経て、現在の4Gを利用しています。

1980年代に持ち運びのできる、いわゆる「携帯電話」のサービスが始まりました。このときの通信システムが「1G」です。

その後、10年ごとに移動通信システムは革新されていきます。

1990年代は、「2G」の時代でした。データ通信が容易になり、携帯電話は通話(音声)だけでなく、メールをはじめとしたデータ通信サービスを利用するための端末となりました。

1999年には、NTTドコモの「iモード」がリリースされました。そして、同じ年にKDDIが「Ezweb」のサービスを開始しました。

この時代に携帯電話は「移動電話」からサービスをどこでも利用できる「プラットフォーム」に進化しました。iモードやEzwebが開始されたのはまだ2Gの時代でした。

2001年に「3G」が開始されました。3Gに進化するにあたって、通信が高速、大容量化し、iモードやEzwebなどのプラットフォーム上のサービスが、一気に普及していきました。

通信の研究開発は継続的に進められ、「3.5G」や「3.9G」と称されていました。「LTE」は聞いたことがあると思います。これは「3.9G」にあたります。

2012年に標準化団体で次世代通信方式がまとめられ、「4G」としてサービスが展開され始めます。

「4G」環境になったことにより、動画配信サービスやモバイルゲームなどの大容量コンテンツが普及しています。

そして、やってくる「5G」の時代では3つのシナリオが示されています。

①高速大容量」「②超信頼・低遅延」「③多数同時接続」の3つです。

これは、5Gがこれまでの「通信が速くなる」という進化だけではなく、「信頼性が高く遅延の少ない通信」「大規模に存在する端末が同時に接続できる通信」という進化も遂げることを示しているのです。

つまり、映画も一瞬でダウンロードできますし、人間では感知できないレべルでしか通信は遅れないし、たくさん人が集まるライブなどでもしっかりつながる、ということです。

自動運転【移動の概念の変化】

自動運転は現在6つのレベルで定義されています。

レベル0」は完全に人間が運転する状態のことです。

レベル1」はアクセル・ブレーキ操作による加減速と、ハンドル操作による方向転換のどちらかの自動運転をクルマが行うものです。自動ブレーキなどCMでも話題になっていました。このレベルは現在達成できていると言えます。

レベル2」はアクセル・ブレーキ操作とハンドル操作を同時に行う機能をクルマが行うものです。高速道路や渋滞した道路などで前の車についていく機能が付いた車がありますよね。

レベル3」からクルマ側が運転の主体となります。基本的にはクルマが自動で運転します。必要な機能が稼働しないときのみ人が介入するというレベルです。

レべル4」は、限定的なエリアにおいては、緊急時も人間が介入する必要がない自動運転です。

レベル5」では、エリアの限定がなくなり、どこでも自動運転が可能になるレベルとなります。

自動運転に加えてMaaS(Mobility as a Service)という考えが注目されています。

Maasとは、クルマで駅までいって、電車に乗って、バスに乗って目的地に着くという考え方ではなく、「目的地まで移動する」ことに焦点を当てたサービスのことです。

つまり、スマホなどで目的地を検索すると、最適な移動手段の組み合わせや時間を提案してくれるようになるのです。この未来を見据えてトヨタ自動車は「自動車を作る会社」から、「モビリティ・カンパニー」を作る会社モデルチェンジすると決断しています。

移動に対する考えそのものが変わる日が来そうですね。

6Gをもう考えている国もある

アメリカは、6Gでも世界のリーダーシップを発揮するために、研究を現段階ですすめています。

かんたんに訳してみました。

5Gそして6Gでさえアメリカでできる限り早く実現してほしい。この技術によって現在の標準より、さらに強力で速く、高性能なものになるからだ。アメリカの企業は努力を重ねなければない、さもなくば取り残される。わたしたちが分かり切っている未来から遅れをとる理由はない。現在ある発達した技術をブロックするのではなく、競争を通じてアメリカには勝利して欲しい。我々はすべてのことでリーダーにならなければならない。わくわくさせるテクノロジーの世界ではなおさらだ。

トランプ大統領もTwitterでこのように発現しているので本気でビジネスを始めたい人はもう6Gのことを考える必要があります。

6Gになったら現在、気づかれていない潜在的な需要を見つけることも重要な要素になってくると思います。

5Gではブログはオワコン!?

5Gの時代には、周辺環境情報を踏まえた精度の高い広告を表示できることがこの本で示されています。

現在のAdSense広告でも、ひとりひとりに合った広告を表示してくれています。

5Gの時代ではこの広告が、その人の位置情報や時刻などを踏まえたより精度の高い広告になる可能性が高いのです。

動画の視聴が今よりしやすい時代になることは間違いないです。そして、クリック率が上がる広告が多くなることも間違いないでしょう。

つまり、ブログはオワコンではない。

ブログをオワコンではないと思って続けていた人の少数派が勝ち組になることは明らかです。

まとめ

5Gが普及したとき、生活は大きく変わることが「5Gビジネス」を読んでよくわかりました。

一方、この通信速度の上昇をビジネスに取り入れようと考えている人はもう6Gについて考えているんだなと感じました。

そして、現在ブログオワコン説がありますが、むしろ広告ビジネスはブログも含めて利益をあげやすくなるんじゃないかなと思います。

5Gについて詳しく知りたい人におすすめの1冊です。

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