浪人しても成績は伸びないということを一度は聞いたことがあると思います。
しかし、浪人しても成績が伸びないというのは、全員に当てはまることではありません。
浪人して成績を伸ばす人もたくさんいます。
僕は、3年間浪人して、成績を伸ばし続けました。
センター試験も3年間で63%から88%まで伸ばしました。毎年だいたい10%ずつ伸びました。その結果、旧帝大学医学部に合格できました。
どうやって成績を伸ばし続けのか。そして、浪人時代、周りで成績が伸びない人たちはどういう特徴があったか解説します。
浪人しても成績が伸びないって聞くけど、本当かな?
3浪して成績を伸ばし続けた方法5選
どんなときも勉強を継続する
3年間の浪人で毎年、成績を伸ばし続けることができた最大の理由は、どんなときも勉強を継続できたことです。
当たり前だろ、と思う人もいるかもしれません。しかし、浪人してから勉強を継続できる人は少ないです。
具体的には、次のようなことが挙げられます。
・授業が終わったら、自習を数時間やる。
・休日は最低10時間は勉強する。
これらを浪人している間、休みなくできる人は限られてきます。浪人している間、1日も休みなく勉強をし続ければ必ず成績は上がります。
受け身だけの学習にしない
受け身だけの学習だと成績の伸びが遅くなります。
なぜなら、授業を受けるなどの受け身だけでは、自分で考えるという作業をしていないからです。
受験本番で必要になるのは、自分の頭で考えて問題を解く能力です。教えられたことを理解する能力ではありません。
僕は、2浪目までインプットが多かったです。
成績は伸びてはいましたが、伸びが緩やかでした。3浪目に模試を40回以上受けて、能動的な勉強を多くしたところ、一気に成績が伸びました。
能動的に問題を解いたり、模試を受けたりすることで一気に成績を伸ばすことができます。
難しすぎる問題集に手をつけない【実力に合った問題集を何回もやる】
難しすぎる問題集に手をつけないということを守らないと成績が伸びません。
逆にいうと、実力に見合った問題集を頭に入るまでやり続けると成績が伸びます。
僕は、浪人し始めのとき、見栄を張って難しい問題集ばかり取り組んでいました。
しかし、問題集はまったく進まず、模試の成績も伸びていませんでした。基礎の基礎までもどったら成績は伸び始めました。
基礎がほんとうに大切ということに気づいていなかったら、浪人していても成績は伸びなかっただろうなと感じています。
浪人したからといって実力が一気に上るわけではありません。実力を着実につけて成績を伸ばしていくためにも基礎を徹底することが大切です。
模試を受けまくる【→合格した年は40回受けました】
模試を受けて本番を想定した勉強をすることで実力がつきます。その結果、成績が伸びます。
模試を受けまくっていると、悪い成績をとってしまうことももちろんあります。しかし、全体として、実力はついていきます。
僕は、3浪目は40回以上模試を受けました。模試を受けまくることで、自分の苦手分野や実力を客観的に知ることができました。
模試を受けると、自分の成績と強制的に向き合わなければいけないので嫌だなと思う人もいると思います。
しかし、模試を受けまくることで、成績を伸ばして合格を手に入れる可能性が上がります。
メンタルが不安定になるほどは無理しない
浪人している間、勉強をし続けるためには、メンタルを健康に保つことが大切です。
そのため、勉強で無理をするほど自分を追い込むのは良くはありません。
メンタルを安定させた上で、勉強を継続することが大切になります。
一日に10時間くらいの勉強にして、残りの14時間は、睡眠や食事、休憩にあてていいと思います。
僕は、現役のとき睡眠時間を3時間にして死ぬ気で勉強していました。結果として、偏差値50弱の実力しかつきませんでした。
浪人しているときは、1日最低6時間は睡眠時間を確保しました。
睡眠をしっかりとることは、メンタルの安定、記憶の定着など勉強にプラスに働きます。科学的にも睡眠の大切さは証明されています。
特定の期間だけ15時間勉強して、メンタルが沈んで勉強量が減る。というよりも、毎日10時間ほどコツコツ積み上げたほうが効率が良いです。
浪人して伸びていなかった人たちの特徴5選
生活リズムが整っていない
浪人して成績が伸びていない人は、生活リズムが整っていない人が多いです。
生活リズムが整っていないと予備校の朝の授業をさぼる。休日に勉強をしない。となりがちです。
人によって朝方、夜型などあると思います。科学的にも集中できる時間帯が人によって異なることは分かっています。
朝起きるのが苦手な人も、毎日決まった時間に勉強するようにすることが大切です。
自習時間が少ない
成績が伸びない人は、授業を受けてノートを作って満足してしまっている人が多いです。
板書するだけでは、成績は伸びません。成績を伸ばすためには、能動的に勉強をする自習時間を確保することが大切です。
実際、予備校の先生がたも講習をたくさんとって、授業を受けて満足する人は、伸びない傾向にあると言っていました。
授業よりも自習時間を多めにするよう心がけることが大切です。
いつもスマホを眺めて過ごしている
浪人して伸びない人の特徴として、スマホをいつも眺めているということが挙げられます。
僕が過去に見てきた成績が伸びない浪人生は、スマホでいつもゲームをしていました。
いまのスマホゲームは毎日ログインしたり、進めることが大切になるものが多いようです。
いまの時代は、スマホがあれば映画もアニメもマンガもみることができます。Twitterで面白い投稿などを追うこともできます。
スマホで無限に時間を消費できてしまいます。その結果、勉強する時間が無くなってしまいます。
浪人して成績を伸ばすために絶対に必要なことは、勉強することです。
そのため、浪人で成績を伸ばすには、浪人の1年間くらいはスマホを1日10分しか見ない。連絡以外で使わないなど、スマホを宣言することが大切です。
大学生と同じように遊んでいしまっている
浪人して予備校に通うと友達ができることがあります。
その友達が、不真面目だった場合、一緒に遊びに行ったり、ゲームをしてしまうことがあります。
また、大学に行った友達からの遊びの誘いを断れず、遊んでいる人もいました。
僕は、内向的で友達がほとんどできなかったので、問題ありませんでした。
友達がすぐできる性格の人や、大学に行った友達が多い人は、気をつける必要があります。
第一志望へのこだわりが弱い
浪人して成績が伸びない人は、第一志望の大学や、学部へのこだわりが弱いことが多いです。
現役時代受けた大学は、微妙だったし、とりあえず浪人した。など特に強い思いがないと勉強だけの生活を続けることは難しいです。
流されて浪人しそうだな。という人は、自分の目標を改めて見直すことが大切です。
まとめ【自分の行動次第で成績を伸ばすことは可能】
自分の行動次第で、浪人してから成績が伸びるか伸びないかは決まります。
ふつうに考えたら、勉強を続けていれば、知識は増えるのだから成績は伸びます。しかし、勉強量や勉強方法が間違っていると伸びないということが起こるのです。
浪人して、成績が伸びない人の特徴を避け、伸びる方法を実践すれば成績は伸びます。
浪人で成績が伸びなくて困っている人は実践してみてください!