共通テストは、ふだん勉強している教科書、4STEP、青チャートなどとは違いますよね。マーク形式で、なにを勉強すればいいか悩む人も多いと思います。
また、センター試験から共通テストに変わることで不安を感じている人もいるのではないでしょうか?
実は、僕自身、3年間浪人していて、「旧課程→新課程」の変わり目にセンター試験を受けて本番は不安でした。
その年のセンター試験は、数学で183点、全体で88%とり、旧帝大学医学部に合格しました。
現在、大学に通いながら全統記述模試の数学の採点もしています。この経験を生かして共通テスト数学の対策におすすめの参考書を紹介します。
共通テストの数学は何を対策すればいいんだろう?
センター試験→共通テストで変更される部分
センター試験から共通テストに変更する点として以下のことがあります。
・問題文を会話形式にしてさらに考察が必要な問題を出題する
・より深い考察をする必要がある問題が出題される可能性がある
このような問題の変更点は、正しいと思います。というのも、大学入試センターが試行調査の問題を公開して、変更点を明らかにしているからです。
大学入試センターのホームページにも、試行調査の問題、正解などが掲載されています。
問題を見ると変更点はありますが、教科書の基礎的な問題が問われるという本質は変わりません。それを踏まえた上で新しい形式の問題形式にもなれておくことが大切です。
基礎は大切でも新しい形式にもなれておいたほうがいいという観点から問題集をおすすめします。
共通テスト数学のおすすめの問題集
2021年用共通テスト実戦模試 数学
まず、今年もっともおすすめできるのはZ会の予想問題集です。なぜなら、Z会だけが他の大手予備校の問題集と異なり、共通テストに合わせた問題を新たに作っているからです。
例年だと予想問題集は、河合塾のものが本番の難易度に近く、おすすめでした。しかし、共通テストになるのにも関わらず過去の全統マーク模試の使いまわしなどが多いです。
Z会の問題集の難易度は高いです。そこで、過去問もしくは、全体をまんべんなく学べる問題集を1冊やっておくことをおすすめします。そのおすすめの過去問、参考書を↓で紹介します。
あとからやろうとして、買うのを後回しにしてると売り切れになってしまうことがあります。試験直前になる前に、買っておいたほうがいいと思います。
2021大学入学共通テスト攻略レビュー 数学I・A、II・B (河合塾シリーズ)
センター試験の過去問は共通テストと出題形式は異なりますがやりましょう。特に現役生はやったほうがいいです。なぜなら、模試と本番の問題は出題の傾向が違うことがあるからです。そして、過去問をやることは難易度を知るためにもやっておくべきです。
センター試験や共通テストは、色々な大学の教授が集まって、考えに考えて作られているようです。その問題は予備校の試験より、質が高いことはかんたんに想像できると思います。
また、過去問は河合塾が出している黒本をおすすめします。赤本や駿台から出題されているものもあります。しかし、解説がとても丁寧で公式がまとまっていて、量が多いという観点から河合塾が出している過去問をおすすめします。
これに加えて、大学入試センターのホームページに載っている試行問題は、解いておくべきです。
平成29年度試行調査_問題、正解表、解答用紙等
平成30年度試行調査_問題、正解等
短期攻略 大学入学共通テスト 数学
駿台の短期攻略シリーズは、Ⅰ・A、Ⅱ・Bの総復習ができます。したがって、全範囲をサクッと復習したい人におすすめです。基礎編のほうが、簡単ですが実践編も変に難しいわけではありません。7割ほど、取れている人は実践編だけでいいと思います。
良問が多く、最低限必要な問題が載っている印象です。数学が苦手なひとは、基礎編を3〜4周すると7割くらいには届くと思います。
まとめ【どれをやるべきか迷ったひとへ】
センター試験の問題は、教科書が土台となり出題されていました。共通テストになってもその傾向は変わらないと思います。しかし、出題形式になれておくことは、有効な対策法です。
したがって、過去問や基礎を固める全体を網羅した問題周+Z会や試行調査の問題をやることが大切です。
もし、何をやるべきか迷ったらまず、過去問をやってみる。そして、大学入試センターのっホームページに載っている問題をやる。というのがお金もあまりかからないのでいいと思います。
そのあと、必要に応じてZ会や駿台の問題集をやるというのもありだと思います。
試験の傾向が変わるという境目の代は、プレッシャーが大きいと思います。しっかり対策をして本番は落ち着いて実力を出し切ってください!
応援しています(๑•̀ㅂ•́)و✧