赤本の使い方って難しいですよね。
僕は、全統記述模試の採点者をしています。ちなみに大学は3年間の浪人を経て、旧帝大学医学部に合格しました。
模試の採点、3年間の浪人の経験から、受験生が赤本や模試を解く時に気をつけたほうがいいよな。と思うことがあります。
赤本をどうやって使うかまだいまいちよくわからないな。という人の参考になったらうれしいです。
赤本って、どういうふうに使うのが効果的なんだろう?
赤本の始める時期【→早ければ早いほどよい】
赤本は早めに始める
赤本の始める時期は、早ければ早いほどよいです。なぜなら、大学ごとに求められている学力が違うからです。
学力がなさすぎるから、問題に取り組んでも意味がないという意見もあると思います。しかし、そう思っていても早めにやるべきです。
なぜなら、赤本を解くということは、自分のゴールがわかるということで、受験に有利になるからです。
赤本を解いてないと偏差値が低い大学でも落ちてしまったりします。
僕自身、旧帝大学医学部に合格した年に、滑り止めで受けた私立の医学部に落ちました。もちろん、模試では1年間A判定の大学でした(;´Д`)
解くことができなくても分析をする
たとえ、解くことができなかったとしてもどのような問題が出るかを分析しておくことが大切になります。なぜなら、大学によって、出題される問題の違いが大きすぎるからです。
例えば、旧帝大学の英語と慶応や早稲田の英語では求められているものが違いすぎます。
記述力なのか、速読力なのかです。問題を実際に見てみれば分かると思います。
単語のレベルも違ってくるので、自分が受ける大学のレベルの単語帳を完璧にしなければいけません。
受験校にある程度の目星がついている人は、早めに問題に目を通してみてください。
赤本は何年分やるべき?【→最低5年ぶんはやりたい】
赤本は、時間があれば何年分でもやるべきです。
なぜなら、たとえ作成者が変わっていたとしても、過去の問題を見て問題を作成するはずだからです。
傾向を知っているひとのほうが解く優先順位や時間配分がうまいので高得点を狙えます。
時間がないという人も第一志望は最低5年分はやっておきましょう。
5年分やるというのは、ただ解くという意味ではないです。解いて、復習して間違った問題を完璧に解けるようにするということです。
5年分を完璧にすれば、傾向はだいたいつかむことができます。
赤本の使い方
時間を測って模試と同じ感覚で解く
まずは、時間を測って模試と同じように解いてみてください。
模試と同じようにスケジュールや時間配分を決めて解くことで緊張感を持って問題を解くことができます。
緊張感を持って解くことで、本番に捨てる問題、解くべき問題、時間配分などを決めることができます。
最初は、ほとんど解けなくても大丈夫です。まずは、本番の問題や時間などを体感してください。
間違った問題を中心に復習をする
問題を解いたら間違った問題を復習してください。
1周目は、捨てた問題や手をつけなかった問題は復習しなくて良いです。手をつけたけど完答できなかった問題を復習してください。
なぜなら、いきなり6〜7割解くことができる人は少ないからです。
半分くらい間違っているのに手をつけなかった問題まで復習していたら、とても大変です。
手をつけれなかった問題は一回も考えていないということなので、ただ解説を読むだけということになってしまいます。これは、あまり頭に入りません。
1周目は、手を付けたけど完答できなかった問題を解く。そして、2周目以降、間違った問題と、とばした問題を解くようにする。という流れが実力がつきます。
間違った問題は繰り返しと解き直す
間違った問題は完全に理解するまで解き直しましょう。
何年分も問題を解くことはたしかに大切です。しかし、解いた問題をしっかり理解していない状態で新しい問題を解いても意味はありません。
間違った問題は、完全に解けるようになるまで何度でも繰り返してください。
あやふやな1000の知識よりも確実に理解した10の知識のほうが、すごい緊張状態の本番に使うことができます。
早く過去にさかのぼりたいという感覚もあると思います。しかし、一問一問、確実に実力をつけていってください。
まとめ【赤本を有効活用して合格!】
赤本は、最終的に必要な学力を教えてくれます。大学ごとによって、問題の質が大きく異なります。
過去問の対策をしていないと、模試でA判定の大学でさえ落ちてしまうこともあります。
逆に、過去問の対策をして、その大学の出題形式だけは得意にしておくと、模試の判定が悪くても合格しているひとがいます。
赤本の活用方法によって、合否を分けることがあると言っても過言ではありません。赤本の活用方法で迷っていた人は、すぐに取り組んでみてください!
応援しています(๑•̀ㅂ•́)و✧